センスいい!函館刑務所発ブランド「マル獄シリーズ」って知ってる?
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みなさんは「刑務所」と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか?
しらべぇ編集部が「マインドソナー」を使って全国10代~50代の男女390人にアンケートを行ったところ、「刑務所にネガティブなイメージを持つ」と答えた人の数はおよそ7割。
一般的にはあまり「よくない」印象のある刑務所だが、それにまつわるグッズが、近年ちょっとした話題になっている。
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■受刑者がつくる「マル獄シリーズ」
それは、函館少年刑務所に服役中の受刑者が作った布製品「マル獄シリーズ」。帆布生地の中央にでかでかと「◯獄」とプリントされている。
もともとは民間企業から委託を受けて制服やユニフォームを製造していたが、しだいに発注が減少。そこで独自に「◯獄」ロゴを新たに考案し「前掛け」をつくったのだそう。
あと、前掛け好きにはたまらない函館刑務所の前掛け(´∇`) pic.twitter.com/dHLz61XD0A
— 元気天国 (@usinekosan) December 6, 2014
函館市内のデパートで販売されるや否や、高齢者や女性を中心に人気が沸騰。ハイクオリティーな帆布の生地やレトロな雰囲気が話題をよび、今では50種類以上の商品が販売されている。
前から気になってたマル獄グッズ買えたー!
白州の道の駅で(笑) pic.twitter.com/sDliDXHVpi
— きゃん@つがいで飼いたい (@can_kazu) July 26, 2015
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■こうした製品の売上げ一部は、犯罪被害者支援団体の活動に
今年6月には東京千代田区の科学技術館にて「全国矯正展」が開催され、特別矯正監を務める杉良太郎さん、受刑者の矯正支援官に就任しているEXILEのASTUSHIさん、夏川りみさんが視察。展示品をASTUSHIさんも購入したいと、太鼓判を押していたそう。
https://twitter.com/9kuroblack6/status/607093340681596928
https://twitter.com/hiruman_724/status/606705424910315520
また数年前、来日していたアウン・サン・スー・チーさんが谷垣禎一法相の部屋にあったマル獄製品に興味を示し、小物入れなどの雑貨をプレゼントしたというエピソードも。
※矯正支援官とは:今年4月法務省が設けた制度。委嘱された各界著名人は全国の矯正施設を慰問。
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■近々では10月にイベントが開催される
第4回東京拘置所矯正展が、10月3日に葛飾区で行われる。マル獄シリーズはもちろん、その他の「刑務所作業製品」や「プリズン弁当」も販売されるようだ。
ゲストでテープカットを行うのはAKB48の高橋みなみさん。マル獄シリーズをお目当てに足を運んでみてはいかがだろう。
【東京拘置所矯正展】
日時:平成27年10月3日(土)
時間:9:30~15:00
開催地:東京拘置所(東京都葛飾区小菅1丁目35 小菅1‐35‐1)
■東京メトロ:千代田線:綾瀬駅下車で西口から徒歩15分
■東武スカイツリー線:小菅駅下車で徒歩5分
(文/しらべぇ編集部・かずきち)