本が大好きな私がネットでは本を買わない理由【内田理央、こんなだけどタレントです】
こんにちは、だーりおこと内田理央です。
わたしは、本屋さんが大好きです。以前にもこのコラムで少し書かせていただきましたが、“街の小さな本屋さん”が大好きなんです。ただ、そういう本屋さん、減ってきてしまってますよね…。
◆手書きのチラシに心惹かれる
わたしの家の近所にある小さな本屋さんは、いつも23時まで開いてるんです。そしてちゃんと朝からも営業している…。まず、そんな営業努力に心惹かれます。夜遅くに仕事から帰ってきた人たちでも寄れるようにお店を開けてるんだと思うと、本当にありがたい。
そして、街の小さな本屋さんに最も心惹かれるポイント。それは、手書きのチラシです。
たとえば、お店の入り口とかに筆っぽい美しい手書きの文字で、「キングダム全巻入荷しました」とか書いてあるわけですよ。
もう、素敵じゃないですか?! いま流行りのマンガを全巻入荷し、それを街の人たちに伝えようとする心意気が。「今日は、今週は、どんなことが書かれてるのかな?」って思いながらそんな手書きの貼り紙を見るのが、わたしの小さな楽しみだったりします。
関連記事:プレゼントに迷ったら行くべき4つのお店【内田理央、こんなだけどタレントです】
◆ネット通販では感じられないもの
最近は、本はネットで買う時代ですよね。「便利だから、ネット通販使ったほうがいいよ」というアドバイスをよく聞きます。
ネット通販が便利だとうことはすごく知っているのですが、ただ本だけは、どうしても本屋さんに行って買いたいんです。
たとえば、『キングダム』全巻を街の小さな本屋さんで買ったとして、家に持ち帰るまではすごく重いでしょう。ただ、その重さがいいんです! その“重さ”があるからこそ、家に帰って読む楽しみが増し、頑張って働いて稼いだお金を使う充実感も感じられると思うんです。
ネット通販では、そういう色んなものを含めた“重み”みたいなのは感じられないかなって。
あと、本屋さんではなかなか見つけられない本がネット通販だとすぐに見つかるから便利だ、っていう人もいますよね。それも、すごく分かります。
ただ、取り寄せてもらう楽しみもあるとわたしは思っています。「すみません、取り寄せてもらいたい本があるんですけど…」ってお願いして、そこで本屋さんと少しコミュニケーションをとって、数日待ってからウキウキな気分で注文した本を取りにお店に行く。
こういうウキウキ感も、きっとネット通販では味わえないでしょう。だからわたしは、どんなにマイナーな本でも本屋さんで買うようにしています。
何が言いたいかというと、やっぱり「街の小さな本屋さんが減ってしまうのは寂しい!」ということです。みなさん、あなたの街の本屋さんを大切にしてあげてください!
(文/内田理央)