今年で5年目!「世田谷パン祭り」の盛り上がりが尋常でない3つの理由
高級住宅街として知られ、名だたるパン屋さんが集まる激戦地区、東京・世田谷区。そんな世田谷区の三宿で10月3日と4日で「世田谷パン祭り」が開催された。
すでに5年目となり、今年は2日間であわせて約25,000人もの人が来場。その人気の理由を探るべく、しらべぇ編集部でも取材に訪れた。
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■人気の理由① 全国100を超えるパン屋さんが集結
世田谷パン祭りの一番の目玉ともいえる、パンマーケット。2日間合計するとなんと100を超えるパン屋さん、そしてパン祭りに関連したお店が出店。
世田谷区のパン屋に限らず、東京の有名店から長野・沖縄からも集まっているのだ。狙いを定めて買わないと、どれも美味しそうで選べない。
世田谷パン祭りで出会ったパン。超感動したのでイラスト描きました。写真はその3種盛り。どれもパクチーやカマンベールなどクセのある具材とバッチリ。これからの季節はスープと一緒に。機会があれば是非食べてみてください〜 #世田谷パン祭り pic.twitter.com/tGy8Gyx9sN
— 山本あり (@yamamoto_ari) October 5, 2015
人の数ごじゃやったけど最高でした#日本最大級のパンの祭典#世田谷パン祭り pic.twitter.com/CSjOSv0L84
— 小豆 (@mksn28) October 4, 2015
また来場者も、千葉など近郊をはじめ、遠く大阪や四国から来る人もいるようだ。そのため、パンマーケット目当ての行列はとても長い。
編集部員も列に並んでみたが、会場に入ってからもおよそ1時間ほど並ばないとお目当てのパンに辿りつくことはできない。
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■人気の理由② 体験型の楽しい企画が盛りだくさん
じつはパン祭りの魅力は、パンマーケットだけではない。事前申し込みでパン作りの体験や、パン祭りに関連したスタンプを作ったオリジナルのハンカチ作り、「パン屋で開業」をテーマにした講演などまで。
休憩スペースではライブも行われ、美味しいコーヒー屋さんの出店もあり、まったりできるのだ。
世田谷公園では「ぱんらん」という、パン食い競争ならぬ「パン作り競争」が開催。子供も大人も混じったチーム本気で走ってフランスパンを作るのだ。
https://twitter.com/3cha_chihiro/status/650518253693833216
競争後、参加者でフランスパンをいただけるのも嬉しい。
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■人気の理由③ 多様性ある運営メンバー「オープンサンド」
そもそも、世田谷・三宿の商店会が、魅力あるお店のたくさんある地元に足を運んでもらいたいと考えたのがこの企画である。運営は三宿エリアにある「産業振興」「地域交流」「観光拠点化」を目標に掲げている「世田谷ものづくり学校」や、地元の大学だ。
だから運営メンバーはさまざま。三宿の方や、地元の大学生、パン好きな人、イベントの運営を経験してみたい人など、年齢もばらばら。今年は2日間で350~400人の方が、『世田谷パン祭り』のサポートスタッフの総称「オープンサンド」として活動。
その他、三宿地域では開催前から商店会でスタンプラリーを行い、パンマーケット入場優先券の配布や、オリジナルのトートバックをプレゼントといった企画も行っている。運営だけでなく、地元がしっかりと盛り上げているのが訪れてみるとわかる。
参加できなくて悔しがっているパン好きの方は2016年、来場者やスタッフとして参加してみてはどうだろうか?
【「世田谷パン祭り」2015】
開催時間/11:00~17:00
会場/渋谷から一駅、池尻大橋駅から徒歩10分の地域(世田谷公園、IID 世田谷ものづくり学校、三宿四二〇商店会加盟店など)
(取材・文/しらべぇ編集部・髙橋夏帆)