日本人の恋愛離れ?恋する割合が変わる「年収ボーダーライン」が判明
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片思い、両思い、失恋、不倫…。さまざまな恋の形があるが、恋愛は人生を豊かにし、彩りをくれる大きな要素のひとつだろう。
お付き合いしているカップルでも、倦怠期を迎えて「愛というより情しかない」という人もいれば、結婚生活が長くても「今もラブラブ」という夫婦もいるはず。
日本人の恋愛事情は、どうなっているのだろうか? 全国1413名を対象に調査を実施した。
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■今、恋愛している人は1割台
20〜60代の男女に聞いた結果、全体平均で「今、恋をしている人」は15.4%。かなり少ない印象ではないだろうか。そこで、男女別・年代別に恋愛率の差を見てみると…
男性はどの世代でも1割台で、50代がもっとも高く20代が続く。男性は女性と比べて、それほど世代差が大きくない。
全体でもっとも恋愛率が高かったのは、20代女性でおよそ3割。「恋する乙女」という言葉のとおりだが、20代および40代ではともに1.7倍の男女差がついているのも気にかかる。
40代までは女性のほうが、50代以降は男性のほうが恋愛しやすい環境にあるのだろうか。
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■年収500万円が恋愛力の境目?
恋愛や、その先にある結婚に切っても切り離せないのが、お金の問題だ。そこで、恋をしている割合を年収別で切り分けると、はっきりとした傾向があることがわかった。
年収500万円までは14%前後なのに対して、500万以上では2割台に上昇。
どの層でもある程度の割合で恋する人がいるため、「年収が低いと恋愛できない」というデータではないが、年収500万が恋しやすくなるひとつのボーダーラインとなっている可能性がある。
直木賞作家の江國香織は、小説『東京タワー』の中で「恋はするものじゃなくて、おちるものだ」と書いた。今、恋をしていない8割以上の人も、焦ることも無理をする必要もないのだ。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:全国20代~60代男女1413名