食べなきゃ秋が始まらない?宮城が誇る隠れ名物「◯◯◯飯」とは

2015/10/16 06:00

宮城県の有名な食べ物といえば、牛タンや笹かまぼこ、先日もしらべぇで紹介した萩の月などがある。宮城土産や仙台土産などで購入して帰る人も多いのではないだろうか。

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ところがその他にも、宮城が誇る地元のおいしい食材を使った「隠れ名物ともいうべき食べ物が! そのひとつが「はらこ飯」である。


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■「はらこ」とは「鮭の卵」のこと

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「はらこ飯」は、鮭の身を煮込んだ出し汁でご飯を炊き込み、そのご飯を丼ぶりに盛りつけ、上に柔らかくほぐした鮭の身と大粒のいくら(はらこ)をまぶした宮城の郷土料理である。

「天然秋鮭」が水揚げされる秋から冬にかけてが、はらこ飯のシーズン。県内の飲食店では、宮城県沖でとれたこの秋鮭を使用したこだわりの「はらこ飯」があちらこちらでふるまわれている。

https://twitter.com/ginka_twit/status/648047967501336579


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■スーパーにも、はらこ飯がズラリ!

夏が終わって肌寒い季節となると、はらこ飯シーズンの到来! 宮城県内の多くのスーパーでも「はらこ飯」が販売されている。

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その愛されっぷりはローカルのテレビニュースで「はらこ飯解禁」というニュースが流れるほど。宮城県民にとっては、「はらこ飯がなければ秋が始まらない」といっても過言ではないかもしれない。


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■もともとは伊達政宗に献上したのがはじまり

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そんなはらこ飯の起源は、宮城県亘理(わたり)町の漁師が「漁師飯」として伊達政宗公にはらこ飯を献上したのがはじまり。そのおいしさに大変驚き、感激したという話が残っているのだ。

その当時は、はらこ飯という名前はついていなかったが、鮭の腹子をたんまり盛った丼ぶりということで「はらこ飯」と呼ばれるようになったそうだ。

そして、なんと亘理町では「はらこ飯プリン」なるスイーツも販売されている。

宮城を訪れる機会がある人は、県民絶愛の秋の味覚を堪能してみてはいかがだろうか。

(文/しらべぇ編集部・かずきち

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