肖像権は大丈夫? 中国の証明写真ではなぜかあの人とツーショットが撮れる!
駅の改札口前やショッピングモールにも設置されている「証明写真ボックス」。わざわざ写真屋へ行くことなく、履歴書、免許証などに使う写真がすぐに撮れる便利なサービスである。
さて、この証明写真ボックス、記者が滞在する中国でもここ数年で地下鉄駅に設置されることが多くなってきた。写真だけでなく、その写真を証明する書類(ビザ申請などの必要書類)も出てくるといったサービスがある。“営業”時間も朝6時~夜11時半までと、忙しい人でも気軽に使うことができそうだ。
しかしこの機械、よく見てみると、こんな文字が。
「趣味撮影 情景写真」
どうやら証明写真だけでなく、旅行に行った気分になれそうな写真やオモシロ写真まで撮れるというのだ。
ということで、さっそくその「趣味の写真」を撮ってみることにしよう。
1:案内言語
→英語を選択
2:写真の種類
→趣味の写真を選択
3:眼鏡の有無(ライティングに違いがあるとのこと)
→眼鏡着用を選択
4:写真撮影
→画面、または機械右下にある「CAPTURE」ボタンを押す
→撮影は3回、その中から気に入ったものを選択
5:システムによる写真チェック
6:背景およびプリント方法
→全6ページ、90種類から「ある」背景を選択
→今回は「プリント」を選択。しかし「メールに送信後プリント」のほうがデータも確保でき、より便利そうだ
7:現金挿入
8:完成
外の写真取出し口に写真が出てきた。(「15秒でプリント」の文字もある)
このようにして「趣味の写真」は出来上がった。
背景の英文をどう解釈すればよいのか…。また、肖像権についてはどうなのだろうか…。
多少の疑問は残るにしても、とまれ、「趣味の写真」としてのこのサービス、観光旅行の際に地下鉄駅で記念撮影というのもまた一興ではなかろうか。
(文/しらべぇ編集部・ジュンジュン)