定期購入している雑誌がある人は○割…雑誌業界のピンチが目に見える結果に
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今、愛読している雑誌はあるだろうか? それも本屋での立ち読みで終わらず、定期的に購入している雑誌である。
雑誌業界の不況が騒がれる昨今だが、実際のところどれくらいの人が毎月決まって雑誌を買うのだろう。全国20代〜60代の男女1400名を対象に調査を実施した。
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■女性ファッション雑誌の苦況が見えた…
「今でも定期的に購入している雑誌がある?」と聞いたところ、全体では2割を下回るかなり少ない割合であると判明。男女別でみると、女性は男性をさらに下回った。
また女性の年代別でみると、女性ファッション誌が読者ターゲットとしている20・30代の購入率が、2割にとどまっていたのだ。雑誌の休刊が相次ぐ昨今、その背景が見えてくるデータである。
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■雑誌を購入しない理由は…
ここで、雑誌を普段から購入しない人に理由を聞いてみた。
・「好きな雑誌はあるけど、立ち読みで済ませている。毎月買っても家にたまって邪魔になるから」(20代女性)
・「若いころはファッション誌を頻繁に購入していたけど、いつも中身があまり変わりばえがしないので、買うまでもないかなと思ってやめた」(30代女性)
立ち読みで済んでしまう内容と言われてしまうと、雑誌業界の人にとっては厳しい意見だ。
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■定期購入している雑誌を聞いてみた
それでも、少数ではあったが、定期的に購入している雑誌があると答えた人もいる。なにを買っているのだろうか?
・「『ジャンプ』はやっぱり買ってしまう。値段もお手ごろだし、話の続きが気になるし…毎回楽しみ」(20代男性)
・「『ROCKIN’ON JAPAN』は必ず買ってる。旬な音楽の話題をつねに知っていたい」(20代女性)
・「仕事柄、ビジネス系の雑誌は買うようにしている。ネットで読むよりもじっくり読めるから、手元に持っていたい」(30代男性)
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■関西人は雑誌を買わない?
ちなみに都道府県別の調査の結果、関東よりも関西の方が、定期的に雑誌を買わない人が多いと判明した。東京や千葉などの関東では2割いたのに対し、大阪や愛知では1割程度。西日本の地域情報紙などは、とくに今後が心配される。
(文/しらべぇ編集部・chan-rie)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代の女性計1400名