【子育てクイズ】子供がゲームばかりしているときにどんな声をかける?
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1日中ゲームばかりしているようでは、そりゃよくないですね。ゲームをやめさせたいとき、どんな言葉が効果的でしょう?
① いい加減にしないとゲーム取り上げるよ!
② そのゲームどういうところが楽しいの?教えて。
③ そのゲーム全クリするまで途中でやめちゃダメだからね!
④ ザリガニ(ハゼ)釣り行こうぜ!
■答え
①=△ ②=◯ ③=◯ ④=◎
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■解説
①は、まあいちばんよくあるパターンだと思いますけど、毎度同じ繰り返しになるだけで、効果がないことも有名です。
②はアプローチとしては悪くありません。理解を示したうえで、
「ところでゲームって1日何時間だっけ?」
のように聞けば、子供もむやみに反抗したりはしないものです。
③は心理作戦です。「やめなさい」と言われると続けたくなるのが人情ですが、逆に「やめちゃだめ」と言われると不安になってやめたくなるのも人情です。
①のパターンにはまってしまって抜け出せない場合には、ワザありの変化球といえます。
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■リアルな日常にもある楽しさを伝える
いちばんいいのは、ゲーム機よりももっと面白いことを親が提供することだと思います。それなら④。
たとえば夏なら「ザリガニ釣りに行こうぜ!」とか、秋なら「ハゼ釣り行こうぜ!」とか。冬なら「凧揚げしようぜ!」でもいいでしょう。最近では「ドローン上げしようぜ!」なのかもしれませんが。
それでも子どもがゲーム機を選ぶなら、「今はこの子にとって、ゲーム機が必要なときなんだ」と思うしかないでしょう。
ゲーム機を取り上げたところで、根本的な解決にはなりません。むしろ、ゲームに対するあこがれを助長するだけのような気がします。
自分の創造力を働かせることなく、次から次へと与えられる指示に反応するだけの受け身の姿勢が「ゲーム脳」をつくるなどと言われていたことがありましたが、あれは根拠のないデマであることが今では知られています。
実際、ちょっとゲームをしたからといって、すぐにゲーム脳になるわけでもないと思います。
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■親から意識を変える
小さな頃から、外遊びを十分にしたり、工作遊びをたくさんしたりして、創造力を鍛えた子どもは、ゲーム機を買い与えたところですぐに飽きるのではないかと思うのです。
そのような子は、暇つぶし程度にゲームで遊ぶことはあっても、どっぷりはまることはないのではないかと思います。
ゲームがゲーム脳を作るというよりは、もともと親に指示ばかりされて、自発的に行動する機会の少なかった育った子が、ゲームにどっぷりはまってしまうのではないかとも思います。
もし、お子さんがゲームにはまっているようなら、まず、親自身が、子どもに対する姿勢を見直す必要があるかもしれません。
※ この記事は全国のFMラジオネットワークJFNの「OH! HAPPY MORNING」とのコラボ企画です。記事の更新は隔週木曜日11:00am。記事更新の約30分前に、おおたとしまさがラジオで同様の話をおしゃべりします。
(文/おおたとしまさ)