中国ではスタバは高級品! 1杯の値段で買えるモノの量を比べると…ビール10本分!?

2015/10/30 07:00

おなじみ、「スターバックス コーヒー」。記者が滞在するここ中国での表記は、「星巴克(シンバァク)」だ。1999年の第1号店から始まり、現在では1700店以上になるという。特にここ数年は中国の生活水準向上とともに、大人気店のひとつになった。

広州のとある店舗のスタッフJELYさんによると、そこでは「キャラメル・フラペチーノ」がイチバンの人気商品なのだそう。週末は日中ずっと満席になるほどの大盛況ぶりだ。

とはいえ、その価格は決して安くはない。「キャラメル・フラペチーノ」の中国価格は、トール34元(約645円)、グランデ37元(約700円)、ベンティ40元(約760円)だ

この数字だけでは、中国における実際の価値は分かりにくいかもしれない。では、同価格で一体何が買えるのか? 価格表にあった飲み物すべての平均価格は、32元(約610円、「ダークモカチップ・フラペチーノ」トールの価格)。この値段で買えるモノとその量で比べてみた。

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●青島ビール「経典」(大瓶):8本(1本あたり約4元)

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ビール好きであれば、即座にこちらを選びそうな量だ。ちなみに、もっと安いビール(1本3元前後)なら10本は買える。

●キリン一番搾り(大瓶、中国国内生産品):4.5本(1本あたり約7元)

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やっぱり日本の味が…という方にはこちら。十分酔える量だろう。

●中華まん(各種):16個(1個あたり約2元)

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日替わりで具を変えて毎朝2~3個食べても、十分に1週間の朝ごはんになる量だ。

●学食のワンタンや麺など(各種):7杯(1杯あたり約4.5元)

4

ビーフン、河粉(きしめんに似た麺)、ラーメンなど、麺の種類を変え上に乗せる具に変化をもたせれば飽きることなく1週間食べられる量だ。お腹も満足すること間違いなし。

このように比べてみると、スタバ1杯がどれだけ贅沢品なのかがよく分かる。富裕層には大した金額ではないのかもしれないが……

「ものすごく高くてなかなか買えません。特別な時にだけ飲みます」(20代女性・大学生)


「実はまだ買ったことがありません。他のお店なら半額で似たようなものが飲めるので」(20代女性・事務職)


と、若い人たちには高嶺の花でもあるようだ

「スターバックスは、ホワイトカラーでも上のほうの人たちが愛飲しています。そんなにしょっちゅう飲めるものでもないですよ」(30代女性・教師)


「将来、気兼ねなく買える身分になりたい」(20代男性・大学生)


このように、スタバを買って飲むことは、ある意味「ステイタス」の一種になっているのかもしれない

(文/しらべぇ編集部・ジュンジュン

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スタバ中国値段
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