「Facebookしてないとログイン不可!?ふざけんな!」WEBサイトの暴力性指摘する声も
日々進化を遂げるニュースサイトやSNSなどのWEBサイト。
最近では、サイトを利用する前にユーザーに年齢や居住地などの個人情報を登録させるケースも珍しくなくなっている。そこには、サービス全体の質の向上はもちろん、ユーザーの属性に合わせたマーケティングを展開する狙いがあることは言うまでもないだろう。
こうした会員登録にあたって使われやすくなっているのがFacebookアカウントだ。サイト運営者にとっては、Facebookには各ユーザーの個人情報が多く登録されているため、ユーザーの属性を容易に把握することができるだけでなく、架空アカウントの乱立を防ぐことができるからだ。
画像をもっと見る◆Facebookを持っていない人が使えないWEBサイト
だが、Facebookアカウントでのログインを前提にしたWEBサイトにはいくつかの問題点が指摘されている。最大の問題は、Facebookアカウントを持っていない人が一定数存在していることだ。彼らは、Facebookアカウントを持っていないばかりにそのWEBサイトを利用することができない。
こうした状況に対し、Facebookをしていない人の中には怒りを覚えている人も少なくない。
本サイトが実施したアンケート調査によると、Facebookをしていない男女928人のうち、16.2%の人がFacebookアカウントでのログインを前提にしたWEBサイトに暴力性を感じると答えている。
たしかに、自分が登録したくないにもかかわらず、Facebookを登録することを前提にしたWEBサイトは不自由とも言えるだろう。だが一方、サービス提供者はそのようなユーザーをお断りする方針を固めている以上、強い反論はしにくいのかもしれない。
現在活発化しているマイナンバー制にかんする議論と同様、新たなサービスが台頭するときには常に問題点が指摘される。今後も、個人情報が守られたうえでWEBサイトが展開されるべきことは言うまでもないだろう。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代のFacebookをしていない男女928名