旬の上海ガニが1000円台で!?東京の下町・根津にある絶品中華
人は、「限定」という言葉に弱い。企業のマーケティングが証明している。カニの中にも、比較的いつでも穫れる種類もあれば、日本海のズワイガニのように漁期が決められているものもある。中華料理の高級食材「上海ガニ」は後者だ。
上海ガニのメスが産卵を控えて卵巣が大きくなり、食べごろを迎えるのが10月。体がひと回り大きく身の肉自体はこちらのほうが美味しいオスは、11月が旬と言われている。
しかし、さすがに高級食材、中華料理店では1杯数千円することも少なくない。
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■根津の隠れ家中華では1000円台で!
ところが、都心部からそれほど離れていない下町では1杯1000円台で上海ガニが食べられる店がある。 千代田線の根津駅から徒歩5分ほど、「つつじまつり」で知られる根津神社の近くにある「海上海(ハイシャンハイ)」だ。
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■蒸しガニも紹興酒漬けも1000円台
上海ガニといえば、代表的な食べ方はまるごと蒸すか、活きたまま紹興酒に漬けた「酔っ払い蟹」。 そのどちらも、ここでは2000円を切る!
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■味噌と卵がたっぷりの「酔っ払い蟹」:1,580円
紹興酒に漬けた酔っ払い蟹は、カニ味噌の甘みが紹興酒の香りと相まって大人の味わい。もちろん、紹興酒にぴったりのつまみだ。
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■熱々の蒸しガニは1杯1,880円
生はちょっと…という方にオススメなのは、王道の蒸しガニ。真っ赤に色づいた甲羅を開けると、濃いオレンジ色のカニ味噌と卵巣が姿を現す。蒸したてをさばく時は、指を火傷しないよう気をつけよう。
胴体の部分、濃厚な味噌と食べごたえのある肩肉が上海ガニの醍醐味だ。
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■カニ以外もうまい! 皮から手づくりの鍋焼き餃子
こちらの店はカニばかりでなく、本格的な上海料理が楽しめる。もちもちした皮から手づくりの餃子は、名物のひとつ。
また、カリッと焼かれた麺にふかひれの餡がかかった「ふかひれ焼きそば」もシメにぴったりの一品だ。
まだまだ上海ガニの季節は続くので、せっかくならリーズナブルに召し上がれ。
【海上海】
住所 文京区根津2−29−3
営業時間 11:00~14:30/17:00~23:00
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)