「俺は気にしないけど気にする人も…」と注意してくる先輩は2年目に多い!?
2015/11/11 12:00
©iStock.com/mmac72
「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、目立つ者に対して厳しい日本社会。目立たないためにはマナーや常識を守ることになるが、時には注意されることも。
そのような時、「俺は気にしないけど気にする人もいるから」と言って注意してくる人はいないだろうか?
画像をもっと見る
■「注意がウザい先輩」は7人に1人が経験
20~60代の男女1,381人にアンケート調査を実施したところ、全体の14.8%が「俺は気にしないけど気にする人もいるから」という注意の仕方をする人がいる、と回答した。
年代別にみた時、もっとも数値が大きかったのは30代男性の20.6%。なんと、5人に1人が体験しているらしい。
現場責任者や中間管理職として、職場のややこしい上下関係を他の世代よりも多く経験している結果であろうか。
関連記事:ウソ?!こんなにドッサリ…掃除してるつもりでもゴミが残りまくってる?
■蔓延する「社会人2年目病」とは?
しらべぇ編集部がこうした怒られ方をしたことがある人に取材したところ、容赦ない意見が次々と寄せられた。
「新卒の時、飲み会の席で、『ほら、なにぼさっとしてんの! グラス空いたらお酒つぐでしょ普通!』『私なんかにはつがなくてもいいけどさ、そういうの厳しい人いるんだよ?』って2年目の先輩に言われた。
お酒の減りを気にしてたら『キャバクラじゃなんだから』って上司にたしなめられた経験があります」(24歳・女性)
「社内でメールラリーをしてる時に、『~さん お疲れ様です』って書くのを途中から省略したら『そういうの、良くないよ。私は怒らないけど、部長にやったら終わりだからね』って言われました。
試しに部長にやってみたら、終わりませんでした」(23歳・男性)
年の離れた年長者よりも、比較的年齢の近い人からそのような注意のされ方をするという意見が多く聞かれた。会社員であれば、2年目、3年目の先輩からそのように注意されることが多いようだ。「社会人2年目病」とでも呼べば良いのだろうか…
関連記事:渋谷ハチ公前「60年前の電車」がまだ現役!まもなく引退する「青ガエル」に乗るなら今
■一方、注意する側の意見は…
注意される側からは辛辣な意見が集まったが、一方で注意する側はどのような気持ちなのだろうか?
「そういう先輩がウザいこともわかります。でも、後輩ができたのが嬉しくて、世話を焼いてあげたくなるんですよ」(25歳・男性)
「一応先輩として指導できる立場だけど、年齢的には近いから発言に説得力がなくて、上司の存在をちらつかせて注意してる、って感じです」(26歳・女性)
「気に障ることって人によって違うじゃないですか。すべてのお偉いさんにあわせてると、注意すべきことが増えちゃうんですよ」(28歳・男性)
後輩のことをいくら思って注意していたとしても、嫌われてしまっては意味がない。「社会人2年目病」にならないように、伝え方にも注意した方が良さそうだ。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女1,381名