隠れた会津の名物「馬刺し」!力道山がキッカケで広まったやみつきの食べかたとは?
レバ刺し(レバーの生食)が禁止され、ユッケの規制も厳しくなって、はや数年。生の馬肉の刺身である「馬刺し」が、それらに代わるスタミナメニューとして注目を集めている。
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■会津で馬刺しが広まったのは、力道山がきっかけ?
馬刺しと言えば熊本や長野が有名だが、じつは福島県の名物でもある。会津地方では馬刺しを提供する飲食店も多いが、もともと会津地方では、馬肉を生で食べる文化はなかった。
しかし、昭和30年代のある年に転機が訪れている。当時の国民的ヒーロー、プロレスラーの力道山がこの地を訪れた際、生の馬肉にコチュジャンを付けてぺろりと美味しそうにたいらげたのだ。
この一件がきっかけで馬刺しは一気に普及。以来、地元でもコチュジャンを日本風にした「にんにく辛子味噌」という名の味噌を用い、醤油で溶くなどして食すようになったのである。
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■今や「にんにく辛子味噌」はかかせない
「にんにく辛子味噌」はその名の通り、にんにく、味噌、唐辛子を組み合わせて作られた調味料。栄養価が高く、馬刺しとあわせて食べれば、疲労回復効果は絶大。
会津で馬刺しを購入すれば高い確率でついてくることもあって、「ないと物足りない」と感じる人も少なくないと言う。
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■会津の馬刺は東京でも気軽に味わえる
そんな会津の馬刺だが、本場の有名店に行かずとも、ネットショッピングで購入することができる。また、東京・赤坂にも会津馬刺しを味わえるお店は、数軒だが存在。
ロースやヒレ、タテガミなど、さまざまな部位があり、味や歯ごたえの違いを楽しむことができるので、会津の馬刺しが食べたくなったかたはぜひ、足を運んでみてはいかがだろう。
【会津郷土食と桜鍋 鶴我 東京赤坂店】
東京都港区赤坂7‐5‐33 ベルバン赤坂B104
17:00~24:00(年中無休)
【超食with鶴我(鶴我赤坂ランチ店)】
東京都港区赤坂5-4-15 若山ビル1F
11:30~14:00(定休日:土日祝)
(取材・文/しらべぇ編集部・大空美南)