【画像あり】視界に猫が入らない場所はないニャー!福岡・相島のすべて
「好きな動物は?」と聞かれて、迷わず「猫」と答える人は多いはず。そんな猫好きの人たちにとって、福岡県・相島(あいのしま)はまさにパラダイスかもしれない。別名「猫の島」とも呼ばれる、その島の実態を調べてきた。
画像をもっと見る■移動はフェリーで約20分
相島へ渡るには、新宮港からフェリーを利用する。港までは、西鉄新宮駅から徒歩20分。
所要時間はあまり変わらないが、巡回バス(100円)も出ている。バスの時間は、ちゃんとフェリーに間に合うよう調整されているようだ。
と、相島へ渡る前から、いきなり待合所で可愛い猫がお出迎え。これは期待が高まる。
フェリーは相島と新宮港を行ったり来たりしている。着港したらすぐに乗ることができるが、特に到着アナウンスなど無いので時間を気にしておこう。
ちなみに、フェリーはとてもキレイで快適!船酔いが心配な方は、後方に座ると良いらしい。
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■続々と現れる猫、猫、猫〜!!
相島に渡ると、天気はあいにくの雨。さすがに雨が降っていると、辺りを見渡しても猫の姿は見られない。
「まさか、空振りか!?」
そう落ち込んでいると、幸いにも雨があがってきた。さっそく港付近を散策していると、すぐさま癒しの光景が目の前に飛び込んできた。ここからは、写真メインでお楽しみいただこう。
公園で溝を飛び越える猫。
ただ、じっとこちらを見つめ続けるハンサムキャット。
立ち止まって、すぐさまカメラ目線の黒猫。ちょっと目つきキツめ。
「ガサガサッ」という音で目を向けると、木陰に隠れていた猫。
奥の猫を撮ろうとしたら、近寄って振り向いたさっきの黒猫。
港で今にも「旅に出るぜ」とか言いそうな猫。
警戒心ないのに、絶対にカメラ目線をくれない靴下猫。
なぜかコンクリートを舐めまくる黒猫。
船の待合所で暖まっていたら、いつの間にか入り込んできた白猫。
もう、まさにニャンコパラダイス。どこを見ても猫、猫、そして猫だ。しかも逃げることなく、むしろ「撫でてくれ」と言わんばかりに近寄ってくるではないか。
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■相島の猫たちは仲良し
だがしかし、相島の猫たちは“ただそこにいる”だけではなかった。なんと猫たちは次々と集まり、まるで家族のように戯れ始めたのである。
黒猫を追いかける黒猫。親子?なのかもしれない。
待合室で見つけた猫がおもむろに振り返ったので、その目線の先を見てみると…。
もう一匹いた!
車の下で微動だにしない靴下猫と、ちょっかい出したいけどカメラも気になる猫。
海辺の岩で遊び、またくつろぐ子猫たち。
人が通った瞬間、3匹とも同じ方を向いた。仲良し。
観光客に撫でられるの待ち。
港で一列に並び始めるトリオ。
おもむろに泣きながらキスする二匹。
帰りのフェリーの時間になって港に向かおうとしたら、見送りに集まってくれた子猫トリオ。
いかがだろう。港付近を散歩しているだけで、こんなにも素晴らしき猫の世界が体験できる。一匹でも十分に愛くるしいが、集団ともなると可愛さ倍増である。
一通り散歩を終えてからは、暖かな待合所で猫と仕事してみた。
ただし島内の猫には、エサを与えないように。この島には、この島のルールというものがある。実は島民にとって、野良猫が増えすぎているというのも困りごとのようだ。わざわざ観光客がエサを与えなくても、猫たちは元気に生活しているのでご安心を。
結論、相島は「猫の島」と呼ばれるにふさわしいニャンコパラダイスだった。3時間ほど島内を散歩したが、出会った猫は20匹を超える。晴れていたら、きっとさらに多くの猫たちに出会えたことだろう。こうして記事を書いているだけで、また行きたくなってしまう。猫好きならば、ぜひ一度は訪れていただきたい。
(文/しらべぇ編集部・三河賢文)