平日でも90分待ち!山形の旅館がつくる冬季限定の「幻ラーメン」とは?
山形県は、人口に対するラーメン店舗数が日本一。知る人ぞ知るラーメン激戦区のこの地域で今、ひそかに話題になっているラーメン店がある。
それが、旅館「琴平荘」。ただのラーメン屋ではない。日本海に面し、自然いっぱいの立地に構える、正真正銘の「旅館」だ。
取材班が訪れたのは、平日昼12時前。にもかかわらず、多くのお客がラーメン目当てに押し寄せてきた。
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■別室の座敷で90分待った末に…
中に入るとすでに多くのお客が! 大広間の座敷で食べるというのも、旅館ならではのスタイルだ。
そして待つこと90分、やっとラーメンにありつけたのは昼過ぎ13時半。平日とは思えない集客だろう。
注文したのは「中華そば塩」(写真手前)、「中華そば」(右上)、「チャーシュー麺」(右下)。通常のトッピングはチャーシュー2枚にメンマ、ネギ、のりがつく。
チャーシュー麺にはチャーシューが5枚。サブメニューから煮卵もオーダーしてみた。
よくちぢれた自家製麺に、少し濃いめの塩味がよく絡む。チャーシューもやわらかな歯ごたえで、スープとの相性もばっちりだ。
この店のメニューはこちら。スタンダードなスープは醤油味で、「あっさり」か「こってり」の2種類が選べる。
中心街から遠く離れた奥地にある琴平荘。冬が厳しいこの地域にも関わらず、冬季限定のこのラーメンを求めて東京からツアー客がやってくるほどの人気。
連日混み合い、「幻のラーメン」とも呼ばれている。
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■地元のコンビニでは
琴平荘の店主、掛神さんが何度も試作を重ねて開発したカップ麺も絶賛発売中。「あごダシ」にこだわった自信作だそう。
東北をはじめ、関東・信越・北陸のサークルKサンクスで購入することもできる。
【琴平荘】
山形県鶴岡市三瀬己381‐46
定休日:木曜日(ラーメンは10月~5月までの営業)
(取材・文/しらべぇ編集部・かずきち)