乗り換え検索サイトの「予測変換機能」5人に1人が「ウザい」と回答
鉄道網が高度に発達した現代。とくに東京など首都圏では地上のみならず、地下鉄も網の目のように発達して、便利さは増すばかりだ。
しかし、一方で弊害も。鉄道が充実した結果、乗り換えが非常に複雑になり、慣れたルートでない限り検索しなければわかりにくくなってしまったのだ。
そのため、「乗り換え検索サイト」なるものが存在するが、これまた厄介なことが…。それは、入力している間に候補の駅を表示してくれる「予測変換機能」だ。
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■予測変換機能をウザく感じている人は5人に1人!
しらべぇ編集部が全国の男女20代~60代1381人にアンケート調査を行った結果、全体の20.5%の人が「乗り換え検索サイトにある予測変換の機能をウザく感じたことがある」と回答した。
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■年代別では30代の不支持率が高い!
年代別結果では大きな差が。もっとも予測変換機能を「ウザい」と感じている世代は30代男性。3割の人がウザく感じているらしい。
営業や外回りのサラリーマンも多いこの年代、他の世代よりも多く乗り換え検索サイトを使用しているせいだろうか。
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■どんなところがウザいの?
しらべぇ編集部では「ウザい」と答えた人に聞き込み調査を実施。その理由を教えてもらった。
「間違って違う駅をタップしちゃうことにつきます。急いでいる時に限ってそういうことがあるから本当に面倒」(30代・男性)
「予測変換の機能の表示スピードが地味に遅いことがある。『赤坂』って入力して『検索』と押そうとしたら予測変換に『赤坂見附』が出てきてタップ。実に『お前じゃねえよ!』ですね」(20代・男性)
「予測変換で候補駅の一覧が出てスクロールしないといけなくなるのがダルい。スクロールしているうちに間違ってタップしてしまうので、結局全部入力して候補がひとつになってから検索してます」(20代・女性)
「スマホに予測変換機能あるわけだし、乗り換えサイト内でそれがある必要はないと思う」(20代・女性)
20代、30代の社会人を中心に、上記のような不満の声が集まった。本来便利なはずの機能も、時間に追われた現代人にとっては、逆に不要に感じる瞬間もあるようだ。
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■機能がたくさん=便利なのか?
本来便利なはずの予測変換機能も、「急いでいる時」に限定すると鬱陶しい機能にもなる。
「ワンセグケータイ」「Siriの音声検索機能」「お財布ケータイ」「電子レンジの取り出し忘れ防止ブザー機能」「Twitterのニュースタブ」「炊飯器の焚き分け機能」…
日本人の細やかな気遣いが、逆にあだとなってしまっていることもあるようだ。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女1381名