テレビ観るよりラジオ聴いてる時間が長い日本人は12.2% ―いまやスマホで聴く時代に
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最近では、スマートフォンさえあれば「radiko.jp」(ラジコ)などのサービスを使ってラジオ放送を聴くことができるようになりました。さらに、月額350円(税別)の「radiko.jpプレミアム」(ラジコプレミアム)に登録すれば、どこにいても放送対象地域以外の放送まで聴くことができます。
スマホひとつで、日本中で放送されているラジオ番組が聴ける。ラジオ好きには嬉しい、そんな便利な世の中になっているのです。
さて、そんななかで、普段の生活においてテレビよりもラジオを聴く時間のほうが長いという人はどれくらいいるのでしょうか? これについて調べてみました。
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◆「テレビを観る時間よりラジオを聴く時間のほうが長い」
20代から60代の男女1381名を対象に、このような項目のアンケートを実施してみました。
まず、全体の結果はこのようになっています。
数字としては少数派ではありますが、ラジオにふれる時間のほうが長いという人は1割以上存在しました。男女別にみると、「ラジオを聴く時間のほうが長い」と回答したのは男性で14.9%、女性で9.4%となっており、男性のほうがラジオ好きな人は多いといえそうです。
では、年代別ではどうなっているのでしょうか?
20代で最も高い数字が出ており、そこから徐々に下がっていきますが、60代でまた平均より高い数字が表れます。
そして職業別では、「自由業」(48名)のあいだで22.9%という非常に高い数字が出ました。「仕事中ずっと聴いてる」「仕事のお供はTBSラジオ」といった声が見られることから、フリーランスのみなさんは特にラジオにふれる時間が多いといえそうです。
このほかに「ラジオ派」のみなさんからは、
「テレビは1日1時間くらいしか見ないけど、ラジオは毎日深夜に2時間は必ず聴く」(20代男性)
「朝、夫と子供が出かけた後は家事をしながらずっとFMを流してます。たまに番組にメールとかも送っちゃう」(40代女性)
「1週間で10番組くらい芸人さんのラジオを聴く。テレビより面白い」(20代女性)
といった声が寄せられています。
「下火」と言われることもあるラジオですが、少なくとも日本の1割以上の人にとっては大切な存在のようですね。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国の成人男女計1381名