「転職した同僚」を気にしている人こそ高年収?SNS時代の転職活動とは…
転職しやすい時代。そして、転職した人の近況が分かってしまうSNSの発展。一昔前までは転職した人の状況なんて飲み会ぐらいでしか把握できなかったが、今では容易に把握できる。
ブラック企業からの転職、異業種への転職、ベンチャー企業への転職、上場企業への転職…。転職のパターンは多岐にわたるが、全ての転職に共通するのは「リスク」と「リターン」の両方を持っていることだ。
そんな転職を職場の同僚がしたら、気になるものだろうか? ついついSNSまでチェックしてしまうものだろうか? そこで全国20代~60代のSNSユーザー男女計548人を対象に調べてみた。
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■転職した同僚のSNSを「よく見ている人」は1割台
20~60代の男女に聞いた結果、全体平均で「転職した同僚のSNSをよく見ている人」は16.2%。しかし、年代別に見てみると30代の男女では約4人に1人の割合となる。
30代はキャリア分岐点となる転職をする年齢でもあり、転職を開始する20代よりも転職者のその後に興味があるのは、ある意味自然だ。
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■年収別では、「500~700万円」の層がマメにチェックしている!
年収別結果では、「500~700万」の層が3割と高い数値を示した。社会人としてのキャリアをあるていど積んだ人は、さらなる年収増を目指して転職情報への興味関心が増しているのだろうか。
一方、「700~1000万」の層は13.3%と、他の層に比べても数値が低く止まっていた。自分なりに満足のいく収入を得られていれば、リスクをおかしてまで転職する気にはならないのかも。
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■出世する人ほどSNSをチェックしている!?
また、最も平均値と差が表れたのが「同年代と比べて出世している」自覚の有無。
出世している自覚がある人の中で、友人の転職情報をSNSでよく見ている人は36.9%。全体平均の2倍以上で3人に1人の割合だ。出世する人ほど自分のキャリアへの関心が強く、そのため常日頃から友人のキャリア情報をこまめにチェックしているようだ。
忙しい中でも、新しい情報に触れていられるかどうか。SNS時代の転職活動は、常日頃の行動から始まってるのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ワダノヒトシ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代のSNSユーザー男女548名