世界で人気!原宿カルチャーイベント「もしもしにっぽんフェスティバル」に行ってみた
画像はもしもしにっぽんのスクリーンショット
ファッション業界も注目する「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL」というイベントがある。
きゃりーぱみゅぱみゅをはじめ、ゴールデンボンバー、m―flo、CAPSULE、でんぱ組.incといったJポップアーティストに加え、日本舞踊や和太鼓、三味線のライブが3日間を通して行われる。
ステージ以外ではフードコーナーとして「肉フェス」や「日本コナモン協会」が開催されており、さらには着物やアクセサリーの物販やらヘアメイクコーナーやら、なかには射的やヨーヨーすくいといった懐かしの縁日ブースも設置されており、盛りだくさんなイベントだ。
いわゆるフェスというより「お祭り」に近いこのイベントは、海外からのお客さんも積極的に招くことで、日本の文化を、とりわけポップカルチャーを楽しみながら知ってもらおうというもの。
実はここ東京の前には、ロンドン、ニューヨークなど世界6ヵ国ですでに開催されており、いずれも大成功を納めているそうだ。
11月6日~8日の3日間開催となる今回、あいにくの空模様となった3日目最終日に、お仕事絡みではあるがお邪魔してきたのでみなさんにご報告しようと思う。
画像をもっと見る
■肉と粉モンが激ウマ
会場となる東京体育館のエントランス付近。すでになかなかのお祭り感。諸事情により暗くなってからの会場入り。日曜の夜、しかも小雨の降るさなかではあったが、入り口周辺にもたくさんのお客さんがいた。
うち1割くらいが外国人で、コスプレイヤー的な出で立ちの方もちらほら。
入ってすぐのところに飲食エリアが。当然立ち寄ってみる。肉フェスで和牛握り寿司を買う。思いのほか上品でさっぱり食べれる。かなり美味。
ていうか、肉と粉モンってどちらも誘惑がすごい。特に空腹でもなかったのに、気がつくと大阪焼きそば、ロースカツサンド、大分の唐揚げ、和牛握り寿司、をペロリと食べていた。恐るべし、フェス。
関連記事:メイド・イン・チャイナってそんなにダメ?アパレル業界人が明かす現代の中国製と日本製
■衝撃のミックスカルチャー
メインステージでは3日間、朝から晩まで様々なアーティストがライブを行っている。ステージに着くと、ラッキーにもちょうどWORLD ORDER(※)が出るところだ。
※元格闘家の須藤元気率いるダンスパフォーマンスグループ。個人的に好き。
ステージ周りにもカワイイ系の物販ブースやら、写メコーナーやらが出店していて、原宿感が満載。
そこから全ライブ終了まで約4時間をしっかり堪能し、帰路に付きながら思ったのは「ワールドワイドに認知されているHARAJUKUカワイイと日本の伝統文化は意外と相性いいのかも」ということ。
着物姿できゃりーちゃんのライブを見る外国人がいたり、ポップな原宿ファッションの中高生が書道コーナーに興味津々だったりと、そこかしこに見られるミックスカルチャー感がとても印象的。
関連記事:【世界的かわいさ】超リアル「バービー人形」…に見えてじつはコレ…
■日本の良さを再認識
いかにも日本のお祭りっぽい提灯飾りも、会場ではとてもポップで可愛いオーナメントに見え、何の違和感もなく周囲となじんでいた。
客層も10代女子はもちろんのこと、いわゆるオタク風の男性グループや家族連れ、外国人旅行者など、多種多様。そんな彼らが一緒になって楽しんでいる様は、なんだかとてもピースフルで、また少し日本を誇らしく思えた。
当初は完全に若者向けかと思っていたが、行ってみると思った以上に懐の深い良イベントだった。
次回開催時には、ぜひ先入観を捨てて、のぞいてみて欲しい。
伝統芸能だけではなく、音楽、ファッション、アニメ、コスプレ、フードなど、世界に誇れるジャパンカルチャーはまだまだたくさんあるのだということを、直接肌で感じることができるはずだ。
(文/久保田フランソワ)