【LINE交換】旅行中に連絡先交換経験アリの人は3割!ほっこりエピソードも
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1990年代、当時一世を風靡していた「渋谷系の王子様」こと小沢健二が
「ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり 誰もみな手をふってはしばし別れる」
と歌ったように、「人」と「旅」は切っても切り離せない存在。
そんな旅の醍醐味のひとつは、なんと言っても旅先での交流。現地の人とのふれあいや同じく旅行中の身の人とのひと時の交流は、共に過ごした時間以上のものを残してくれる。
では、その交流を旅が終わっても続けようとしたことのある人はどれくらいいるのだろうか?
■10人中3人が連絡先交換の経験アリ!
アンケートサイト「マインドソナー」での調査によると、3割の人が「旅先で出会った人と仲良くなって連絡先を交換したことがある」と回答した。
FacebookやLINE等のSNSの発達により、遠くに住む人とも日常的に交流しやすくなった結果、「つながる」という選択をする人が増えているのかもしれない。
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■連絡交換エピソードを聞いてみた!
その交流の実態はどのようなものなのか。「連絡先を交換した経験のある人」に話を聞いてみると…
「HKT48のライブに初めて行ったとき、博多で東京の大学生ふたりと同じ電車に。『こうやってライブに来るのも最初で最後だしな』と思って飲みに誘ったら快諾してくれました。中洲の屋台で語り合ったんですが、趣味を共有できることが楽しくて楽しくて。
連絡先を交換して情報共有を続けるうちに、今では毎月全国に遠征する立派なオタクになりました」(40代男性・大阪府)
「人とのふれあい」も、日常的なものになるほど面倒な部分が出がち。旅先という非日常の場だからこそ、「人のぬくもり」を感じることができるのかもしれない。
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■あえて交換しなかった人もいた!
一方、あえて連絡先を交換しないという選択をした人もいる様子。
「大学生の時、品川から新大阪まで80歳くらいのおばあちゃんと隣の席になったことがあります。若者と話すのが新鮮だったんでしょうね。
最初は軽い話をしていたのが、段々深くなり、貧しかった戦後の思い出、高度経済成長期の話、出産の思い出などを経て、最後は最近冷たいらしいお孫さんの悩み相談に。『反抗期を過ぎたらまた優しくなるから。それまで長生きしよう』ってなぐさめてあげました。
降りるとき、『またどこかで会おうね』ってがっちり握手して別れました。連絡先を交換するのは、なんだか野暮な気がしてそのままです。でも、またどこかで会えると思ってます」(20代男性・東京都)
人と切っても切り離せない「旅」という存在。いつもとは違う環境に身を置くことでこそ、深く感じることのできることがあるようだ。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)