「寒くない?」「ヒートテック着てるから大丈夫」…ヒートテックへの凄すぎる信頼感
日本の冬に欠かせないモノと言っても過言ではない、ユニクロの「ヒートテック」。
他のメーカーや量販店からもさまざまなヒート素材(吸湿発熱繊維)商品が出ているものの、それがときに亜流とみなされ、“ヒートテック”という言葉自体が一般名称のように使われるほど定番化している。
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それほどまでに国民から信頼され、昨今では外国人観光客からも絶大な人気を誇るこのユニクロの「ヒートテック」。その暖かさへの信頼感から、ときにこんな会話が繰り広げられることもある。
「え、寒くない? そんな薄着で大丈夫?」
「うん、下にヒートテック着てるから大丈夫」
「あぁ、そっか!」
このように、「ヒートテック着てるから大丈夫」というセリフが、日常会話の中で水戸黄門の紋所のような威力を放つのだ。
ということで、記者が実際に11月18日から22日の5日間をヒートテック1枚に厚手のシャツ1枚、もしくはヒートテック1枚にパーカー1枚で過ごしたところ、計5人から「寒くない?」と言われ、これに、
「下にヒートテック着てるから大丈夫(ですよ)」
と答えたところ、4人が「そっか」と納得した様子を見せていた。(もう1人は、「それでもさすがに寒いでしょ」と一言)
開発者が泣いて喜びそうなこの会話。秋冬を通じて何度も聞くことがあるわけだが、26歳のアパレル系PR会社勤務の女性は、「実際、ヒートテック2枚重ねで上に何か着れば、よっぽど寒い日でない限り全然大丈夫ですよ」と話す。冬のインナー商戦でも、ヒートテック浸透移行はその存在が少なからず変化をもたらしていることを感じるそうだ。
「ヒートテック着てるから大丈夫」という言葉が5人中4人に納得されるというこの事実。
そのうち、
「昨日も徹夜だったみたいだけど、大丈夫?」「うん、ヒートテック着てるから大丈夫」
「夕飯、今日も鍋くらいしか作れないけど大丈夫?」「うん、ヒートテック着てるから大丈夫」
「今日どうしても仕事終わらない。ドタキャンになっちゃうけど、大丈夫?」「残念だけど、ヒートテック着てるから大丈夫」
なんて会話が交わされる日もくるかもしれない(?)。
(文/しらべぇ編集部)