食ライターが伝授 調味料なしでも十分美味しい、野菜の味を生かした淡味レシピ

2015/11/25 17:00

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©iStock.com/valeriopardi

こんにちは。精進料理研究家、食ライターの麻生怜菜です。

食欲の秋真っ只中の毎日を過ごしています。だんだん寒くなってくるこの季節には、味のしっかりした根菜やキノコ類を蒸して熱々の一品を作ります。“ストウブ”などの鍋に野菜を入れ、素材の持っている水分だけでコトコト蒸し煮した野菜は本当に美味しいです!

特にこの季節が旬のキノコ類や、根菜の中でも牛蒡には、旨みが凝縮していています。栗やさつま芋・柿・蜜柑などは、砂糖が貴重だった時代は甘味として重宝されていました。

元々、日本の料理は素材を生かした味付けが特徴で、なかでも特に精進料理は、味をつけない、もしくは素材の味が感じられる薄味を「淡味」と呼んでいます

「淡味」で調理された料理は、日ごろ外食が多いなどで濃い味付けに慣れている方には物足りなく感じてしまうかもしれませんが、舌のリセットにはちょうど良いかもしれません。たまには何も味をつけず、素材の味を楽しんでみるのはいかがでしょうか?

そこで今回は、そのまま野菜本来の味を楽しむ「味付けナシレシピ」を紹介します!



 

◆キノコと牛蒡の炒めもの

【材料】(2人分)
・胡麻油:小さじ2
・キノコ(舞茸、しめじ、えのき等お好みで):200g<一口大にほぐす>
・牛蒡:50g<ささがき>


【作り方】
フライパンに胡麻油を熱し、野菜を入れ、熱が通るまで炒めて完成!(中火3分程)
※味をつけたい場合は、塩や醤油をお好みでいれてください。


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◆お芋のコーンクリーム煮込み

【材料】(2人分)
・オリーブ油:大さじ1
・じゃが芋:100g<一口大に切る>
・さつま芋:100g<一口大に切る>
・南瓜:100g<一口大に切る>
・コーンクリーム:100g


【作り方】
1:ストウブなどの鍋に油を熱し、いも類を入れ、表面を焼くように炒める(強火1分程)
2:鍋に蓋をして、蒸し煮する(弱火5分程 ※いも類に竹串がスッと通るまで加熱する)
3:コーンクリームを入れ、全体を混ぜて完成!
※味をつけたい場合は、蒸し煮する時に塩をお好みで入れてください。


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©iStock.com/MK2014

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◆さつま芋とりんごの蒸し煮

【材料】(2人分)
・さつま芋:200g<薄切り>
・りんご:100g<薄切り>
・クルミ:20g<粗みじん切り>


【作り方】
1:耐熱容器にさつま芋とりんごを入れ、電子レンジで加熱する(600w3分 ※さつま芋に竹串がスッと通るまで加熱する)
2:クルミを混ぜて完成!
※さつま芋とりんごの甘み、クルミのコクと食感が味わえる一品です。香りをつける場合は、お好みでシナモンを加えてください。


秋の旬食材を使った、調味料ナシのデドックス料理、是非試してみてはいかがでしょうか?

(文/精進料理研究家、食ライター・麻生怜菜

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