【お前ら取引しないだろ】不必要に同級生と名刺交換する若者たち
自分の名刺を持つことは社会人の入り口と言っても過言ではないだろう。入社をきっかけに自分の名刺を持たされ、初めて訪問する取引先との名刺交換をいまだに覚えている人も少なくないだろう。
◆同級生と名刺交換!なぜ?
だが、なかには「仕事上の取引がない相手にも名刺を渡したことがある」という人も存在する。
本サイトが男女823名を対象に実施したアンケート調査によると、10.0%の人が自分の名刺を不必要に学生時代の同級生や後輩に渡したことがあると答えている。この数値、年代別に見ると20代が最多で、その割合は17.9%になる。
彼らが同級生や後輩に名刺を渡すのはなぜだろうか。
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◆32才・男性・金融営業・明治大学卒
大学時代のサークル仲間はほとんどが卒業後フリーターになるか現場仕事に就いていました。自分も2年留年して大学を卒業したのですが、新卒で入った教育関係の会社で名刺を渡されたときはうれしくてわざわざ母校に遊びに行って後輩に渡していました。
もちろん、まったく取引する相手ではなかったので、単に浮かれていたから起こした行動です。
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◆27才・男性・マスコミ・同志社大学卒
新卒で入社した会社は大手広告代理店。会社名と自分の名前が書かれた名刺を渡された時は、同級生との飲み会で無駄に名刺交換しました。もちろん、理由は自慢したかったからです。何の意味もなかったけど「お前、本当に◯◯(会社名)入ったんだな!すげ~!」って言われる快感はたまらなかった(笑)
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◆24才・男性・教育関係・専修大学卒
入社したその日に当時同棲していた彼女に名刺を渡しました。「すごい!ちゃんと名前書いてあるね!」って言われたのを今でも覚えています。
「俺も立派な社会人になった」ってアピールしたかったんだと思います。翌日以降、信じられない程のブラック企業であることが発覚したのですが…。
◆
社会人なりたてのころは、自分の立場の変化に心が疼いている時期だ。取引先ではない相手に名刺交換をするとしても、それが悪用されないとは限らない。常に警戒心をなくさないようにすべきことは言うまでもない。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の名刺を持ったことのある男女823名