宇宙飛行士・油井亀美也さんが撮った「地球」に胸が熱くなる

2015/11/28 18:00

宇宙2©iStock.com/Harvepino

宇宙でもインターネット環境が整備されてから、その様子が地球上により多く伝えられるようになった。現在、宇宙にいる日本人宇宙飛行士の油井亀美也(ゆいきみや・45才)さんも、盛んに情報発信している。

彼のTwitterには、日本各地の宇宙からの写真が並び、熱いメッセージと共に、各地のすばらしさを届けている。

 


 

■ 国際宇宙ステーションからは「肉眼」で見られる

油井宇宙飛行士が現在、滞在しているのは国際宇宙ステーション(ISS)。 サッカー場ほどの大きさのISSは、今も地球の周囲をまわり続けていて、条件さえそろえば肉眼で見ることができる。

詳しい予報は、JAXAのホームページ「宇宙ステーションきぼう」で確認可能だ。 映画化もされ大ヒットを記録したマンガ『宇宙兄弟』でも、登場人物たちがISSを見上げる姿が何度も描かれている。


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■被災地に想いを馳せるツイートも

油井さんは1970年生まれの45歳。2009年に、39歳で宇宙飛行士に選抜され、中年の星と呼ばれたのは記憶に新しい。その後、厳しい訓練を経て、今夏からISSに搭乗。

じつは油井さん、元航空自衛官だった経歴を持つ。宮城県の松島基地で約1年間の訓練を受けたこともあり、被災地への思い入れは強いようだ。

「非常に美しい自然と街並み、人情に厚い地域の皆様方との思い出は、今も私の心に深く刻み込まれています。


今後の復興に向けた努力に対し、私に出来ることがあればどのような事でも実施したいと思っています。


私が宇宙に行くことが出来るのは何年後の事かわかりませんが、その時には宇宙から皆様方によって再建された街並みを撮影したいと思います(一部略。参考:宇宙航空研究開発機構のHP)」

そして、この秋、油井飛行士は無事、被災地との約束を果たした。

 

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■掲載の画像は?

掲載画像は、都市の夜景や、色づき始めた紅葉、関ケ原など歴史の舞台と国内のみならず、台湾やアメリカ、ナイル川などの外国と幅広い。 日の出の瞬間や中秋の名月も撮影されていて、どの写真も空気のゆらぎのない宇宙からのもので鮮明だ。

また撮影するときは、地上に向けて手を振っているそうだ。この冬、夜空を見上げた際には、ISSが通る空に想いを馳せてみるのもいいかも。

(文/しらべぇ編集部・大空美南

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