「まだバラバラで消耗してるの?」女性の下着問題、決着か

2015/11/29 11:00

牛©iStock.com/Gerard Koudenburg

女性の多くがほぼ毎日、着用していると思われる「ブラジャー」「ショーツ」。ファッションの世界では、上下セットでの「おそろい」が理想的とされているようだ。

しかし実際には、自分に合ったサイズで「ブラ」「ショーツ」を組み合わせようとしてもうまく行かないことがある。たとえば上半身と下半身の体形に開きがあると、セット商品によっては希望のサイズ同士で組み合わせられないことがあるそうだ。

購入後も生地の傷み具合に上下で差が出ることから、「ブラ」「ショーツ」のいずれかが先にくたびれて、片方が生き残ってしまうこともあるとか。

こうした事情から、どちらかと言えば消極的な気持ちで、かつ半ば後ろめたさを感じつつ、上下バラバラの下着を身を着けている人も多いだろうと想像できる。


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■見せ物ではなかった「ブラ」「ショーツ」の真実

ふたり©iStock.com/TAGSTOCK1

しらべぇ編集部の調査によると、全国20代から60代の女性を対象とする「下着の上下、ブラジャーとショーツをそろえて着ていますか」という質問に「おそろいを意識」していると答えたの割合は、全国平均で31.1%

これを既婚・未婚別で見ても顕著な差異はなく、全国平均と似通った傾向になった。

一般的なイメージでは、既婚に比べ「出会い」の機会に恵まれている未婚女性に「おそろいを意識」している人が多くなりそうだが、意外な結果。

どうやら女性は「ブラ」「ショーツ」を「見せるために着るもの」と考える傾向にはないようだ。あくまで「自分のために着るもの」という意識が根底にあるのだろう。


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■バラバラでもいいじゃん!神奈川女子の言い分

都道府県別で見ると、神奈川県の女性では「おそろいを意識」している人の割合が17.9%と全国平均の6割未満にとどまった。

グラフ神奈川県といえば、やはりヨコハマ。ハイカラな港町を中心に発展した土地柄から、海外から積極的に取り入れた文化を自分たちの文化へ昇華させてきた風土がある。

県民女性も「ハマトラ」の昔から現在に至るまで、独自の「おしゃれ文化」に慣れ親しんでいるということだろう。

調査結果から浮かび上がってくる女性像からは「固定観念にとらわれない」「そろえなくてもおしゃれはできる」「の魅せ方は私が決める」といった妥協なく自我にあふれたせりふが聞こえてきそうではないか。

お仕着せの上下セットに甘んじることなく、自分のために、自分なりの価値観で、心にも体にもフィットする下着選びから始まってのおしゃれを楽しむ。

そんな神奈川女子の並々ならぬ「おしゃれ意識」には敬意を表しておきたいところだ。

(文/しらべぇ編集部・前田昌宏

qzoo調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の女性669名

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