美容室から幸せが見える!人生を楽しむなら「執着」は不要?
「スタイリストの○○さんね、辞めたんですよ」
行きつけの美容室で「いつもと違う」スタイリストから告げられたときに人は、「あのスタイリストがいないなら店を変える」「変えない」の選択で悩むことになる。
慣れ親しんできたスタイリストがいなくなって残念という気持ちは大きい。
さらに「実はかつら愛用」「剛毛で、つむじが2カ所、うち1カ所は耳の直下でハサミが入れにくい」などといった特殊な毛髪環境がある人にとっては、なじみのスタイリストを失った痛みは計り知れない。
そのうちに髪は、痛みを知ってか知らでか遠慮なく伸び、「変える」「変えない」でふたつにひとつを選択する時が迫る。さてどうするか。
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■美容室は「不動層」が大差で多数
しらべぇ編集部の調査によると「いつも担当してくれるスタイリストが辞めたことで、行きつけの美容室に通わなくなったことがある」と答えた「動揺層」に属する人の割合は全体の18.2%。
美容室選びの基準をスタイリストに置かず店そのものとする「不動層」とで大差がついた。
これが男女別では傾向が異なる。「通わなくなったことはない」と答えたのは男性で87.9%。
女性は75.7%だから、男性は「不動層」に属する人が多いようだ。特に40代以上では、男性の90%超が「不動」という結果になった。
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■「動揺層」は人生を楽しんでいる?
さらに調査を進めると、「動揺層」には、特有の自己意識があることもわかった。
「動揺層」に多かったのは、「私は出世している」「モテる」「容姿端麗だ」「肉食系だ」という人。いかにも「自分が大好き」「人生が楽しい」といった印象の彼らは、3割以上が店を変える道を選んでいた。
失ったスタイリストの存在は、いかにも惜しいが執着はしない。だから店との縁もこれまで。なんとも「あっさり」とした姿勢である。
彼らを見習って人生を楽しみたいと考える人は、物事への執着をあっさりと捨て去ることで、きっかけを作ることができるかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女1,381名