【いまや社会問題】「平成生まれ」で差別受けたことある人の割合は?
【事例1】バイト先の居酒屋の厨房にて
店長)おーい、さっきトレイはもう片付けたか?
新人)トレイ? なんのことですか?
店長)おい! トレイ片付けろって言っただろ? さっき同じバイトの佐々木に言っておいたぞ
新人)いえ、佐々木くんからその話は聞いてないです
店長)ったく、佐々木の野郎なにやってんだよ! お前もちゃんと話を聞いとけよな? これだから平成生まれは…。
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【事例2】職場のメンバーとのカラオケで
30才主任A)最初に誰歌う?
23才新人B)じゃあ、次長からどうぞ!
37才次長C)オレ!? う~ん、何歌おうかな
30才主任A)次長! いつもの『木綿のハンカチーフ』歌ってくださいよ!
37才次長C)そうだな、じゃあ歌おうか、Bも一緒に歌ってくれよ?
23才新人B)え? 『木綿のハンカチーフ』ってなんですか!?
30才主任A)おまえわかんないのかよ!? ったく、これだから平成生まれは!!
上に挙げたのは、平成生まれの若者が、職場やアルバイト先で受けた「平成生まれ差別」の代表的な事例である。
「平成に生まれた」という理由だけで、批判的に見られたり、レッテル貼りをされるケースは少なくない。
事実、本サイトが実施したアンケート調査によると、29.8%の人が「これだから平成生まれは~」といった平成生まれ差別をうけたことがあると答えている。
【平成生まれ男女に調査】「これだから平成生まれは~」といった平成生まれ差別を受けたことがありますか?
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◆今や平成生まれもアラサーに
このように、決して少なくない人が平成生まれ差別を受けていることが明らかになったが、平成27年の現在、最年長の平成生まれはアラサーということになる。
アラサーといえば父親や母親になっている人も少なくないだろうし、ビジネスソーンでは第一線で活躍している人もいるだろう。
となれば、平成生まれを「愚かな若者」という括りで批判するのはやや事実を見誤っているかもしれない。いずれにせよ、出自や年代のみで相手を批判するのは望ましくない。「平成生まれ批判」も、そろそろ終焉を迎えるのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代平成生まれ男女114名