好きなものは最初に食べる?ジジババほど先に食べる理由とは
@iStock/sakai000
好きなものを最初に食べるか、それとも最後に食べるか。人それぞれ分かれるところであろう。「お楽しみ」として大切にとっておく人もいれば、デザートであっても一番最初に食べる猛者もおり、個人の性格が出る部分だ。
しらべぇ編集部では全国20代~60代の男女1371人にアンケート調査を実施し、詳しい割合を調べてみることにした。
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■年代別調査では大きな差が…
すべての年代で「好きなものは最初に食べる」と答えた人は32.4%。どうやら、日本人は好きなものを最後にとっておく国民性のようだ。
年代別調査では、興味深い結果が見られた。20代~40代まで「好きなものは最初に食べる派」が4人に1人と低い水準であるにも関わらず、50代になると一気に増加、60代では2人に1人が「最初に食べる」と答えたのだ。
ちなみに、男女では女性のほうが「最初に食べる」派が多い。理由を知るため、実際に60代の方々に聞いてみると…
「好きなものを最初に食べないと満腹になって食べられなくなる」(60代・男性)
「今この瞬間、心臓発作で倒れる可能性もあるから、好きなものはまず最初に食べることにしてる」(60代・女性)
「噛む力がなくなってきてるから、最初に食べないと顎がもたない」(60代・男性)
など、本気とも冗談ともとれる回答が多数寄せられた。
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■結婚=早い者勝ち?
未婚・既婚別の調査では、ある意味予想通りの結果が。「好きなものは最初に食べる」と答えた割合が、既婚者のほうが10%以上高かったのだ。きっと、好物を配偶者や子供にとられてしまうのだろう。
結婚が困難になった昨今、結婚するだけで「勝ち組」扱いされる風潮もあるが、「好きなものをどうしても食べたい」という人には、無理に結婚しなくても良さそうに思えてくるデータだ。
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■もっともがっつく県民は福岡県民だった!
都道府県別では、福岡県・兵庫県の人に、好きなものを最初に食べる傾向があるようだ。西へ行けば行くほど、好きなものに対してはがっつく傾向でもあるのだろうか?
上記の三つのデータをまとめると、「既婚で福岡県在住の60代以上のおばさん」が、全国民のなかでもっとも「好きなものを最初に食べる」ことになる。なんとなくのイメージではあるが、たしかに食への食いつきは強そうだ。
好きなものを最初に食べること自体は個人の自由なので誰も悪く言う権利はないが、食べ終わった後に物欲しそうな顔で見ないというルールだけは守ってほしいかぎりである。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1371名