トイレットペーパーの三角折りは菌のなすりつけ?そもそも起源は何だったのか
トイレ博士佐藤満春です。
トイレットペーパーの三角折りについては賛否がわかれるところですが、「用を足した手でそのままトイレットペーパーを触るなんて、衛生的によくない」という声があがっていますが、その件については間違いないと思います。
用を足した後の手は、綺麗なものではありません。ですので、個人的には意味の無い三角折りは菌をなすりつけている作業に近いものがあるのでやめておきましょう。
やってほしい人もこれしかいません
「トイレットペーパーが三角折りされていると嬉しいですか?」
もっと少なくてもいいくらいですけども。そして、この三角折りの起源って知ってますか? 2015年2月放送の「爆笑問題のそれっていつから?ヒストリー」という番組でこのトイレットペーパー三角折りの件が特集されていました。
都市伝説的に語られる「アメリカの消防士さん緊急時すぐ出られるように三角に折られたことが起源で、そのことから”ファイヤーホールド”と呼ぶ」という件に関しては同番組で、はっきりとデマであったことが立証されました。
では、誰が最初にやりはじめたのか?ということで番組によると、銀座の老舗クラブ「クラブ順子」というお店が1996年に導入。ほかにも、ホテル法華というホテルが1968年(ユニットバスを導入したきっかけで)から導入しているとのこと。
どちらも、清掃完了の合図であることは間違いなさそうなので少なくともこの頃から、日本のトイレ文化の1つとして起こったことではあるようです。
清掃完了の合図だとしても一番手が綺麗な状態で折ったかどうかは謎です。清掃をしてくださった方のことを信じたいので、変なことは言いませんが、リスクを負う可能性があるのであれば清掃完了の合図は別の合図を考えていただいたほうがいいかもしれません。
ともかく、トイレの後は必ず手を洗い健康に気をつけていきましょう!
三角折り、あなたはどうですか? それでは、またどこかのトイレでお会いしましょう
ジャー。
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年10月17日~2014年10月21日
対象:全国20代~60代男女計1500名