20代の25%が「次の交際相手を探すのが面倒だから別れない」
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若者が恋愛をしなくなったと言われている。いわゆる「若者の恋愛離れ」だが、とりわけ、これから付き合い始めるタイミングはドキドキして楽しい反面、思い通りにいかず大変な思いをすることも多い。
では、すでに彼氏・彼女がいる人はどうだろうか。その大変な思いをするのがいやで、「次の相手を探すのがめんどくさい」と惰性・妥協で今の交際相手と付き合い続ける人も少なくないようだ。
そこでしらべぇ編集部では、過去に恋人がいたことがある1021人に対してアンケート調査を実施した。
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■20代では4人に1人が消極的「別れたくない」
20代、30代で特に高く、男女ともに4人から5人に1人の割合だった。「若者の恋愛離れ」は、入れ替わり制のない恋愛市場をも産んでしまっているようだ。
理由を聞いてみると、
別れ話をするのがめんどう。(30代男性)
相手に決めてほしい。(20代男性)
職場が同じで必ず毎日会うから、別れたらどう接したらいいかわからない。(40代女性)
新しくつきあったらまた束縛されそう。いまの彼は放っておいてくれるからいい。(20代女性)
くだらないかけ引きとかもううんざり。(30代女性)
今の彼でなんとか既成事実をつくって結婚まで持ち込みたい。(30代女性)
ほんとうはひとりのほうが気がラクだけど、いないといないでさびしいので、もう空気のような存在になっている今の彼女くらいがちょうどいい。(30代男性)
と、「恋愛不精」とも言える人々の声が集まった。
惰性で交際を続ける動機はなんであれ、ストレスとなる要因をなるべく避けたいと考えている若者の心境が浮き彫りとなった、今回の調査結果であった。
気をつけたいのは、交際相手と別れ話になってしまった時、相手が「別れたくない」と言ったとしても、このような「消極的『別れたくない』」である可能性があるということだ。
「本当に別れたくないのか、単に次の相手をさがすのがめんどくさいだけなのか」を瞬時に見分ける方法はないかもしれないが、深く話し合うことで真意を見抜くしかなさそうだ。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月25日
対象:全国20代~60代の「恋人がいたことがある」男女計1021名