特撮で暗記術!干支をカンタンに覚える方法【出口博之のロック特撮】
こんにちは、モノブライトのベース、出口です。2015年も残りわずかとなり、そろそろ年賀状など、新年のご挨拶の準備に取りかかる時期です。
西暦は覚えやすいですが、「あれ? 来年って、平成何年だっけ?」「来年の干支ってなんだっけ?」となることもしばしば。 元号の簡単な覚え方は、平成であれば西暦に12を足すと元号(平成)になります。
では、干支の覚え方はどうでしょうか。 「子、丑、寅、卯、辰、巳」までは抜群の語呂の良さで覚えやすいですが、それ以降はちょっと苦戦してしまいます。
なぜ苦戦してしまうのか。それは、干支の文字と動物のイメージが繋がらない、という点にあるかもしれません。
そこで、干支の動物たちを特撮作品のキャラクターに置き換えてイメージをつなげて覚えやすくしてみたいと思います。
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■スーパー戦隊シリーズで考える、「子、丑、寅、卯」
干支に置き換える特撮は、シリーズの多さと、動物や生物をモチーフすることが多い「スーパー戦隊シリーズ」と「仮面ライダーシリーズ」に登場したすべてのキャラクターのなかから、オリジナルの動物に限りなく近いものを当てはめてみます。
敵キャラクターに当てはめるとすべて怪人になってしまうので、ヒーローに該当なしの場合のみ採用します。まず、干支を3つのグループに分けて考えましょう。
子(ねずみ)モチーフに当てはめたハムスター館長(元人間。敵襲撃の際ハムスターに変身して逃れたが、呪文を間違えて戻れなくなった)は、そのまんまハムスターの姿なので、ずるい気もしますが選出。
丑(うし)モチーフは、日本でなじみ深い畜産牛ではなく、バイソンやバッファローといった海外の野性味溢れるものになっていて、寅(とら)と共にパワフルで勇猛果敢なイメージがあり多く用いられています。
うし、とらに比べ、ねずみは実生活のイメージから怪人になることが多く、卯(うさぎ)は戦闘に向いた動物ではないので、ヒーローのモチーフに採用された回数が極端に少ないです。
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■仮面ライダーシリーズで考える、「辰、巳、午、未」
次は仮面ライダーシリーズでまとめてみましょう。
辰(たつ)にあたる動物は「竜」です。スーパー戦隊でも多く取り入れらているモチーフですが、作品名にそのままドラゴンが(字は違いますが)入っている龍騎にしました。
巳(み)は蛇ということで、ねずみとおなじく敵キャラクターになることが多く、なんとスーパー戦隊では該当ナシでした。
未(ひつじ)は唯一のキャラ、仮面ライダーフォーゼから「アリエス・ゾディアーツ」を選出。モフモフしている姿が戦うイメージから少し離れているからか、ほとんど該当キャラクターがいませんでした。
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■スーパー戦隊で考える「申、酉、戌、亥」
最後はスーパー戦隊シリーズでまとめてみましょう。これで、3ブロックに分けた干支に「スーパー戦隊→仮面ライダー→スーパー戦隊」の規則的な流れができるので、より覚えやすくなります。
調べてみて、該当が1番多かったのは酉(とり)でした。両シリーズ合わせるとなんと30以上。鳳凰(ほうおう)、鶴、ワシ、コンドルなど、多岐にわたります。
しかし、酉は「鶏」です。ワシやコンドルの方が戦士として説得力があり、鶏よりもカッコいい。「鶏はいないのか」と、思っていたら思い出しました。
炎神戦隊ゴーオンジャーに登場する動物を模した炎神(えんじん。仲間の生命体)の1体、トリプター。鶏モチーフです。
最後まで悩んだのが亥(いのしし)です。どうしてもヒーローでまとめたかったのですが、いのししモチーフがいなかったので断腸の思いで敵キャラクターにしました。
もう少し突っ込むと、ゲキレンジャーに登場する敵のモチーフには「干支」も取り入れているので、言ってしまえば今回のテーマは全部ゲキレンジャーの敵で成り立たせることもできたのです。
敵のモチーフになっているということは、ヒーローのモチーフにも使えるはず。今後、干支をモチーフにしたスーパー戦隊が登場する可能性も、0ではありません。
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■色々なバリエーション
干支を丸暗記するよりも、覚えやすくなったと思います。組み合わせはまだ考えられますので、たとえば「スーパー戦隊だけ」だったり、「仮面ライダーだけ」で考えてみるのも面白いかも知れませんね。
苦手なものは、自分の好きな物に置き換えると簡単に覚えることができると思います。受験を控えるお子様や知り合いがいる方は、こんなアドバイスを差し上げてみてはいかがでしょうか。
(文/モノブライト・出口博之)