【ネットの闇】シェアされる癒し動物画像の一方、虐待される動物たち

2015/12/14 09:00


猫サムネイル

画像YouTubeのスクリーンショット

赤ん坊と戯れたり、飼い主とじゃれ合うほほえましい動物の画像や動画は、FacebookやYouTubeなどで日々大量に投稿され人気を博している。しかし、大勢の人に支持されている動物の癒し画像を、約2割の人が不快に感じていることが判明した。年代別のアンケート結果はこちら。図1

決して多数派ではないものの一定数の人が「イライラする」と回答し、全体的に男性が上回った。それぞれ「なぜ、そう思うのか」については、以下のような意見が聞かれた。


【イライラしない派】


動物のさまざまな表情やしぐさがかわいいと思うから(男性・50代)





動物が好きだから。ブスの自撮りよりはるかにマシ(女性・30代)





動物は演技がないから無条件でかわいい(女性・60代)





とくにイライラする理由がないから(男性・20代)



【イライラする派】


動物虐待に思えてしまう(男性・50代)





もう飽きた(男性・60代)





動物にイタズラしたり、おもちゃにしているものがあるから(女性・20代)





動物画像さえ流せば数字がとれるだろうという魂胆が見え見えだから(女性・30代)


犬

※画像はYouTubeのスクリーンショット 

世間にあふれている多くのコンテンツは「癒し」と呼ばれる類のものだが、一部、動物への虐待といえる行為も指摘されている。YouTubeには、「動物」「虐待」がタイトルに含まれる動画が多く投稿されており、なかにはをおもちゃのようにグルグルと回転させ、目が回ってフラフラになった猫が階段から転がり落ちる様を笑いながら撮影した、あまりにむごいものも。

また、キュウリに驚き、飛び跳ねて逃げる猫の様子が「おもしろ動画」として大量に投稿されているが、人間にとってはちょっとしたイタズラでも、猫にとっては恐怖以外の何物でもないだろう。

猫キュウリ動画

YouTubeのスクリーンショット

さらに、海外では飼い主の趣向により、青、緑、ミツバチ模様、パンダカラーなどにカラーリングされたや猫もいる。今年3月には、パーティを盛り上げる目的でショッキングピンクに染められた猫が、染料によって毒死したとの報道が大きな反響を呼んだ。

ピンク猫

Instagramのスクリーンショット

しかし、この猫の飼い主でロシアの作家・女優・モデルとして活躍するエレナ・レニーナさんは、猫の死亡を否定。うっすらとピンク色が残るも元の白い毛色に戻った猫の画像をインスタグラムで公開している。

白猫Instagramのスクリーンショット  

真相は解明されていないものの、ペットの扱い方や存在意義について深く考えさせられるキッカケになったのは確かだ。

(文/しらべぇ編集部・小林香織

qzoo【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:調査期間:2015年08 月21 日~2015年08 月24日
対象:全国の20〜60代男女計1379名


画像動画動物
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