家族とは「プロジェクト」である【溜池ゴローの子育てコラム】
ワシは、常日頃から「家族はプロジェクト」だと思っている。
社会において、なにかを達成したいと思ったら……目標を持ち、計画をたて、行動し、修正して行く……いわばPDCAが必要であると、多くの方々が語っている。
ならば、家族の今後の状態、ワシと妻の現在から将来にかけての関係性、そして子供がやがて実現していく未来像や人生……もすべてPDCAがあったほうが良いのではないか。
仕事ではPDCAを考えて目標達成まで思い描くのに、子育てが手放しの成り行き状態で行われるのはどう考えてもおかしなことだ。
そう思った瞬間、ワシはその日から「家族はプロジェクトである」と断言し、妻と2人でワシら家族の未来と息子の将来のことを話し合い続けている。
そして、息子が生まれた頃、彼が将来どんな男になってほしいか目標設定をし、ワシなりにグランドプランを考えた。
■子育てにおける目標とは?
ワシら夫婦の願う息子の将来像とは…… 「器の大きな男」 である。これがワシら夫婦の子育てにおける「目標」である。
PDCAで言えば、Pの部分だ。 これを読んでいる方のなかには、「な〜んだ、ちょっと抽象的すぎない? もっと具体的な目標をたてたほうがいいんじゃね?」と感じた方もいらっしゃるかもしれん。
たしかに、ワシらの「子育て」においての「目標」には、具体的な職業名や会社名、大学名などはないし、どちらかといば「遠い将来」のたぐいのものだ。
もちろん、「東京大学に入学させる」とか、「医者や弁護士にさせる」とか「東京海上火災に就職させる」とか……「近い将来の限定的なことがら」を目標にする親の方々も世間にはいらっしゃると思う。
ワシはそれを否定するつもりは一切ない。 ただ、ワシら夫婦にとって、それらの「近い将来の限定的なことがら」は、目標ではなく、将来の目標にむけての「手段の1つ」でしかない。
もちろん、子供自身がそこを目指すというなら、「一時的な目的」としてそれでいいとは思うが……親が子供を育てるうえでは遠い将来に「子育ての目標」をおいたほうが良いとワシは思う。
なぜなら、「手段」を親の目標にしてしまうと、子供の20代前半くらいまでの短い期間のことだけにとらわれてしまい、考え方の幅を狭めてしまうような気がしてならないからだ。
そして、遠い将来のできるだけ大きな目標を持っていると、たとえ学歴や就職が思い通りにならなくても、柔軟に生きて行けると思えるからだ……これはあくまでもワシの意見なので、気に障った方は無視してください。
なので、現在ワシが生きる上で最も重要なテーマでありミッションは、「息子を器の大きな男に育てる」ということだ。もっと正確に言えば…… 「息子が器の大きな男になる確率を高くする」 ことである。
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■6つの「力」と5つの「要素」
では、具体的に「器が大きい男」とは何か……ハッキリと定義付けしたことはないが、ワシなりに思いつく「器の大きい男像」を並べてみると、たとえば……
「どんな困難にも笑顔で立ち向かえる」
「多くの人間を動かすことができる、または動いてくれる」
「どんな場所でもどんな時期でもしっかり生きていける」
「多くの人たちを幸せにできる」
……こんな感じである。では、そのような人間になるために、なにが必要か。 ワシは、いつも男には6つの「力」と5つの「要素」が必要だと思っている。 ワシの勝手な独断だが、それに関して記しておく。
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■6つの「力」とは……
①知力
②体力
③精神力
④コミュニケーション力
⑤経済力
⑥精(性)力
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■5つの「要素」とは……
①強さ
②優しさ
③爽やかさ
④頭の良さ
⑤面白さ
である。 ワシは、息子が、これらの「力」と「要素」を兼ね備えた「器の大きな男」に育って欲しいと日夜願っている次第なのだ。
今回は、以上。
(文/溜池ゴロー)