社員数10名以下の会社員あるある5選「ランチはみんなで…」
メディアが流布する会社員のイメージが世間の実態から乖離しているケースは少なくない。たとえばテレビドラマ。端正な顔立ちをした主演俳優が勤める会社は、多くの場合従業員を1000人以上抱えているような大企業ばかり。
しかし、これは現実とは大きく異なる。中小企業庁の統計によると、我が国に存在する企業のうち99.7%は中小企業だ。つまり、ほとんどの人にとって、大企業を舞台にしたドラマはリアリティを感じないものと言わざるを得ないのだ。
画像をもっと見る◆語られてこなかった「中小企業あるある」
では、中小企業では普段どのようなものだろうか。社員数が10人に満たない会社で勤務したことのある20~30代の男女に話を伺い、「中小企業あるある」をまとめてみた。
1:最寄り駅がオフィス街ではない
職場は神奈川の海老名。都心に行かずに一日が終わる(25才・女性・IT)
「会社どこ?」と聞かれて答えると微妙な表情をされる。みんな赤坂や大手町などオフィス街なので「そんなところにある会社ってどんな会社だよ…」みたいなリアクション(26才・女性・マスコミ)
2:会社の同期が存在しない
Facebookに「今夜は同期飲み~!」という投稿を見るたびに、自分とは別世界の出来事だと感じる(26才・女性・貿易)
「同期が結婚ラッシュで今月ピンチ」という同級生の話を聞くと、大変だろうなと一瞬思うが、コイツはオレより何倍も稼いでるから大丈夫なんだろうなと思う(29才・男性・出版)
3:意味不明な謎ルールがそこら中に存在する
やたらと傘の扱いがうるさい。社長のワンマン経営で、ビニル傘使用禁止(26才・男性・運送業)
直帰が許されない。必ず帰社しなければならない(30才・男性・貿易)
4:ランチはみんな一緒
入社してから一度も一人でランチしたことない。話題はテレビ。しかも情報が遅い(30才・男性・メーカー)
社員5人でランチをする。ランチのメニューにいちいち文句を言われる(26才・女性・マスコミ)
5:セキュリティがザル。入館証も社員証も存在しない
誰でも会社に侵入できる。仮に自分が会社を辞めてから不法侵入してもたぶんバレない。やらないけど(27才・女性・アパレル)
ランチタイムにコンビニで首から社員証をぶら下げているOLを見ると、大企業アピールなんだなって思います(30代・男性・メーカー)
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ほかには、「社員の年齢が離れすぎているがゆえに話がまったく噛み合わない」といった声も聞かれた。大企業に勤務している人にとってはどれも驚く内容だったのではないだろうか。
(文/しらべぇ編集部)