「義理ケーキ」に苦悩する千葉県民 そのとき広島県民は?
いやが応でも盛り上がりを認めざるを得ないクリスマスが目の前である。そこで諸兄よ、財布や名刺入れなどをチェックしてほしい。
“クリスマスケーキ お引き換え証”
そう。予約していたクリスマスケーキを店まで引き取りに行く日が近づいている。好みのケーキを早々と予約し、持ち帰ることを楽しみにする人がある一方で…
“クリスマスケーキ お引き換え証” その2
“クリスマスケーキ お引き換え証” その3
各方面から、なんだかんだと理由をつけては半ば強引に予約を迫られ、断り切れなかった「義理ケーキ」の引き取りが近づいていることを思い出した人もあるかもしれない。
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■「義理ケーキ」の受け入れは2県で顕著
しらべぇ編集部の調査によると、「知人や取引先、勤務先への義理でクリスマスケーキを2個以上買ったことがある」という人の割合は9.3%。
47都道府県別では、千葉県の18.4%と広島県の17.1%が目立った。いきおい両県民は、生もので傷みも早い「義理ケーキ」の消費を急ぐことになる。
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■広島県民の「異常偏愛」ぶり浮上
さらに調査を進めると、千葉県では「クリスマスケーキは毎年、食べきれない」という人の割合が19.7%に上る。
義理に駆られてのこととはいえ保存が利かないケーキを2個以上用意して、わざわざ食べ残す千葉独特の風習が明らかになったといえよう。
一方、広島県では同じくケーキを2個以上用意する傾向があるにもかかわらず、「食べきれない」人の割合がわずか2.9%と国内で最低の水準にとどまる。
すなわち広島県民は、義理を超越してクリスマスケーキを偏愛する傾向にあるということ。持て余して苦悩する千葉県民をよそに、食べ尽くしてクリスマスを祝うという広島独特の風習は、もはや「奇習」の域まで達しているかもしれない。
なお「食べきれない」割合の全国平均は、13.9%である。
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■どうなる「義理チキン」との共存
クリスマスといえばもうひとつ、「おじさんが揚げた骨付きの鶏」方面でも販促が盛ん。勢い余って「義理チキン」を押し付ける例もまた、見られるとか見られないとか…である。
両県民が祝うクリスマスの食卓に、この上「おじさん」の笑顔が入り込む余地はあるのだろうか。気になるところだ。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1,371名