「返り血が元」「賞金500ドル」世界のおもしろ国旗3選
どうも地図地理芸人のお笑い芸人「火災報知器」の小林です。「ニュージーランドで国旗が変わるのか?」というニュースが世間を賑わせていますが、みなさんはどう感じているでしょうか?
そう、私は国旗が好きです。写真はまだ私が小学生の時、お子様ランチに刺さっている日の丸は手に入ったけど、ほかの国の国旗はいつまでたってもライスに刺さってこないじゃないか! と痺れを切らし、夏休み中かけて書いた国旗のコレクションです。
書き終わってすぐなのに喜びよりも疲労の方が顔に出てきてしまっています。
さて、日本では外務省が認めている国旗の数は196ヶ国。今回はその中から由来が凄い国旗を紹介します!
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①オーストリアの赤は「返り血」
音楽の町ウィーンで有名なヨーロッパの国オーストリアの国旗です。この国旗は現在使われている国旗の中でも最古の国旗なのです。一見シンプルで由来もそこまで何もなさそうに見えますが、これが凄い。
12世紀末に十字軍に参加したオーストリア公レオポルト5世が、敵の戦士の返り血を浴び、ベルトの部分を残して真っ赤に染まった白の軍服を、旗代わりに掲げたことに由来しているのです。
血だらけの軍服を掲げるって! 静かな洗礼された国のイメージあるけど血気盛んだなオーストリア!続いてはこちらです。
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②アンティグア・バーブーダの国旗は500ドル
あまり見慣れないかもしれませんが、カリブ海に浮かぶ島国、アンティグア・バーブーダの国旗です。色合いもデザインも異国な雰囲気たっぷりなこの国旗。
この国旗はコンテスト形式で、高校の美術の先生の作品が採用されたのです。優勝賞金が500ドル! 国旗をコンテストで決めちゃう感じとか、500ドルという高いんだか安いんだかわかりずらい絶妙な金額設定とか素晴らしい! 続いてはこちら。
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③カタール国旗は世界一「横長」
こちらはサッカードーハの悲劇でおなじみペルシャ湾に囲まれた中東の国、カタールです。
まず縦横の比率が凄い、11:28! 現在使われている国旗で一番の横長! ちなみに国旗は国ごとに縦横の比率が様々なんです。それはまた今度ゆっくりと。
この国旗はあずき色というか微妙な何とも言えない色が特徴ですが、この色なんと元々は赤だったのですが、掲げているうちに日焼けしてしまい、今みたいな色になってしまった。
ところが「なんかこの色もいいねー! これにしちゃう!?」的な感じで色を変更!日焼けた国旗を新しくするのではなく、国旗自体の色を変えちゃうなんて、さすが灼熱の国カタール!
今回は世界の国旗でしたが、いかがだったでしょうか? この他にも世界には素敵な国旗がたくさん! また紹介します!
(文/小林知之・火災報知器)