二軒の立ち蕎麦屋が凌ぎを削る「分倍河原の戦いPART1」
立ち喰い蕎麦大好き芸人三拍子高倉です。
今回は新宿から京王線に乗って22分。その昔、鎌倉時代と室町時代に「分倍河原の戦い」という合戦があり、戦いの歴史が色濃く残っている地「分倍河原駅」へ行ってきた。
そしてなんと2015年・平成時代にも「分倍河原の戦い」が勃発していたのだ。
駅前徒歩10秒、道路を挟んで立ち喰い蕎麦屋が二軒向かい合っているではないか。どちらが先か、店主達がどう思っているのかはわからないが傍からみると完全にライバル。今回はその1つを紹介します。
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■一軒目「牛すじカレーが旨い蕎麦屋」
店名が「立来(タックル)」。なんともユニークな店名。看板にはそば&カレー。店内に入ると他の客は皆カレーライスを食べていて、券売機もカレーのボタンが上。
完全にカレー推しのお店と断定。という事で券売機にてカレーそばチケット購入。待つ事約1分、カレーの食欲そそる香りと共に到着!!
カレーそば400円。色からすると出汁で薄めた蕎麦屋のカレーそばとは違い、濃いカレーがドロリとかけそばに覆い被さっている。
太めの田舎そばにカレーを充分に絡めて啜る。牛すじと野菜を長時間煮込んだであろうカレーは最高にコクがある。その後じんわり辛さが追っかけてくる。そして太めの田舎そばは弾力もありこのカレーに負けず存在感がある。絶妙にマッチしたこのカレーそば、簡単に言うなれば「旨すぎる」。
辛めが好きなので卓上のチリパウダーをかけてさらに啜る。こうなったらもう止まらない。飛び散るのを無視し一心不乱に食べる。
このカレーを少しでも残したくないという一心で丼を舐めるように完食。本当にそばらしい(素晴らしい)!! 私の心はこのカレーに完全にタックルされましたとさ。
そしてこの店と凌ぎを削る分倍河原駅前のもう1つの立ち喰い蕎麦屋は三拍子高倉の次の記事で紹介します。
分倍河原駅前の立ち喰い蕎麦屋、啜るか啜らないかはあなた次第です。
(文/三拍子・高倉)