【リアルダンジョン】世界でもっとも複雑な駅は日本にあった
日本は世界でも有数の電車大国である。
それは、新宿駅がギネス世界記録に世界一利用者数が多い駅として登録され、また別の「利用者数の多い駅」世界ランキングで、トップ20全てが日本の駅で埋め尽くされていることからも明らかだ。
そんな日本の電車事情だが、日本の駅の中にはダンジョンやら魔窟などと表現されるほど複雑な駅も存在する。駅構内には、案内図もあるがそれを見ただけで瞬時に理解できる人はごく少数だろう。
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■日本人の約半数が初めて訪れた駅で迷ったことがある
そこでしらべぇ編集部では、「初めて訪れた駅の構内で道に迷ったことがあるか?」というアンケートを全国の男女1400人を対象に行ったところ、46.2%の人が「迷ったことがある」と答えた。
およそ半数が迷った経験あり。やはり日本の駅構内は複雑なのである。
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■東京都は日本一のリアルダンジョン
都道府県別では、以下のような結果となった。
さすが首都、東京がもっとも割合が高く53.6%という結果に。また首都圏効果か、それに追随する形で埼玉県や千葉県、神奈川県も高い。
そして、北海道や大阪府を見ると、東京から離れていくにつれ迷い率も低くなっていっているのが分かる。
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■最も迷いやすい駅は、やはり誰もがその名を知る駅
では、主にどの駅が迷いやすいのかを調べてみたところ、以下の意見が得られた。
<東京駅>
「新幹線で東京の地に降り立った途端に、駅の複雑さと人の多さに東京が恐ろしくなった」
東京駅は東京の玄関であり日本一プラットホームが多い駅なので、ある程度複雑になるのは仕方のないことなのかもしれない。
<梅田駅>
「東京の駅には慣れていても梅田駅には慣れない」
「電車を降りてヨドバシカメラに向かおうとすると必ず迷ってしまう」
梅田は、谷町線の東梅田や四ツ橋線の西梅田、JRの北新地駅など複数の駅が複合しているので関西最大の魔窟と言えよう。こちらの記事では、梅田の歩き方が紹介されているので参考にしてみてはいかがか。
<渋谷駅>
「割と綺麗に区画化されている方だと思うけど、まず人が多いので歩きにくい」
渋谷駅は世界で2番目に利用者の多い駅なので、人のごった返しによりダンジョンと化すようだ。
<新宿駅>
「人を迷わせることが目的かというぐらい迷った。駅員の説明を聞いてもやっぱり迷った」
世界が認めたNo.1。1日当たりの乗降客数約358万人というモンスター駅で、なおかつその構造も複雑である。
他にも名古屋駅や東京の茅場町駅などの意見も見られた。やはり、利用客数が多くなると、プラットホームも比例して増やさなければならず、構内が複雑化するようだ。
今年に入り東海道新幹線が開業され、そして来年の3月には北海道新幹線が開業予定。今後も交通インフラの発展にともない、駅構内も今まで以上に複雑怪奇となっていく未来が予想される。
(取材・文/しらべぇ編集部・野夢宇 一貴)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代 男女1400名