「食券システム好き」はケチなのか?堅実なのか?職種別に調査
外食チェーンで食券システムを導入するところが増えつつある。
機械やシステムの初期投資に加え、メンテナンス費用もかかる一方、人件費の削減、金銭トラブルの減少、防犯対策につながることなどが企業に受けているとのこと。
さらに回線を通じて全店舗で一括したメニューや価格の変更ができたり、お客さんが食券を購入した時点で厨房に伝わるようになったりと、業務の効率化にも大きな役割を果たしている。
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■高齢者は食券システムに抵抗あり
しらべぇ編集部の調査によると「食券を購入し、食べ物の提供を受ける『食券』システムが好き」なのは31.6%だった。性別や世代別では、比較的若い層の男性に好まれている。
ただしいずれの世代でも50%を超えておらず、少なからず抵抗のある人が多いようだ。
特に高齢世代では「食券システムが好き」と答えたのは、およそ4人に1人にすぎない。まだまだ人を介したやり取りが好まれていることが分かった。
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■公務員は食券好き
職業別では大きな違いが出ている。
平均(31.6%)を下回ったのは、専業主婦(夫)や自由業など。働く人では会社員が平均を少し超えているが、公務員は突出して半数以上で「食券システムが好き」と答えている。
先に企業側のメリットとデメリットをあげたが、過剰な接客を好まない人や短時間で食事をすませたい人であれば、食券システムは好都合だ。
堅実、安定などのイメージがある公務員の人には、余計な手間をかけない食券システムの方が都合が良いのかもしれない。
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■クーポンと食券の共通点とは?
また「相手には内緒でクーポンやポイントを使ってデート代を割安にすませたことがある」人は、公務員並みに「食券システムが好き」と答えている。
反対に「割安にすませたことがない」人では、「食券システムが嫌い」が7割以上だ。
こっそりデートにクーポンやポイントを使うことの是非は横に置くとして、クーポンやポイントを使用する堅実さなどの面で、公務員とつながる点があるのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・県田勢)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1371名