【山海の幸】国内屈指?「おせち手作り県」は兵庫県と判明!
クリスマスが終わり、1週間もたたないうちに正月が来る。
百貨店のディスプレイはスノーマンから門松へ。店内BGMは洋風から和風へ。家庭の食卓も「クリスマスケーキ」「フライドチキン」モードから、「おせち料理」モードへと転換する。
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■そもそも「おせち料理」って?
諸説あるが、その昔は正月の火を聖なるものと捉え、「神様を迎えて共にいただく雑煮を作るとき以外は火を使わないように」としてきたようだ。
ゆえに「おせち料理」は重箱を使う場合、日持ちする一品料理を詰め合わせるのが本来の姿といえる。
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■今も手作りされている?
しらべぇ編集部の調査によると、「2016年の正月は手作りのおせち料理で迎える」人の割合は23.1%。7割以上の人は、出来合いのおせち料理を購入するか、おせち料理を食べる予定がないという結果になった。
元日からお店がオープンしている昨今、日持ちを考えて味付けを酸っぱくしたり甘くしている料理をあえて温め直さずに常温で食べるという「おせち」を選択する理由がない、ということだろうか。
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■突出した「おせち手作り派」県民が明らかに
そんな中、兵庫県民は39.0%が「正月を手作りのおせち料理で迎える」と回答。「手作りおせち派」として突出した数字を誇る県民性があることがわかった。
さて、この兵庫県はどんな土地柄なのだろうか。簡単に調査してみた。
・北側は日本海に、南側は瀬戸内海に面し、海の幸に恵まれる
・県の中央部は山地で、山の幸にも恵まれる
・全産業に占める外食産業の割合が国内第1位である(総務省統計調査より)
県内でも、特に貿易港として栄えた神戸エリアには、本場の味をリーズナブルな価格で味わえる飲食店が軒を連ねている。有名洋菓子店やベーカリーの本店も多い。
日常的に外食を楽しめる環境から、兵庫県民は「おいしいものを食べつけている県民」といえそうだ。
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■あえて「手作り」する理由を考察
そんな兵庫県民の「ウチごはん」には、「外食でさんざん食べたおいしいもの」が多分にフィードバックされていると考えられる。あるいは「ウチごはん」が、「おいしいものを食べ飽きた舌にやさしい家庭的ほっこり味」という位置付けにあるのかもしれない。
いずれにしても、兵庫県民が手作りする「おせち料理」は、グルメな一年の幕開けにふさわしい「味覚の宝箱」であるに違いない。
たやすく入手できる山の幸・海の幸もまた、「宝箱」を豊かに美しく彩ってくれそうだ。
(文/しらべぇ編集部・上泉純)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1,371名