【一億総中流崩壊】貧乏を実感している人とその特徴が判明
一億総中流とは、日本国民の大多数が自分を中流階級だと考える「意識」を指す1970年代の日本を表した言葉だ。
マクドナルドの日本1号店が銀座に出来たのが1971年。マクドナルドのチェーン展開を支えられるほど日本に中流階級が現れたと海を越えてやってきた。
そこから約半世紀が過ぎ、マクドナルドは全国へのチェーン展開に成功した。つまり、日本が総中流な時代が確かにあった。しかし、今はどうなのだろうか?
しらべぇ編集部では、全国の20代~60代の男女1,381人を対象に「自分の家は貧乏だと思ったことがあるか」調査してみた。
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■綺麗に分かれた調査結果が示すものとは・・・
貧乏実感者と無縁者の割合がほぼ同数ということは、平均すると一億総中流は健在ということか? しかし、年代別で見るとさらなる発見があった。
20代と50代の調査結果が真逆だが、これは日本の歴史を考えれば当然なのかもしれない。
50代は1965年以降の生まれなので一億総中流時代が幼少期となり、バブルがはじけた1980年代後半は働いていた可能性が高い。そのギャップに「貧乏」と感じた可能性がある。
20代はバブル崩壊後の生まれなので好景気の実感は近年が初めてだろう。この2つの年代は生まれた時代の背景が真逆なのだ。
もしかしたら、貧乏を感じたことのある50代の親が子供には不自由させないように頑張った結果なのかもしれない。
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■貧乏になりたくなかったら愛知か大阪へ行くべき?
都道府県別の調査結果1位2位はこのような結果となった。
2県2府の共通点は、新幹線の停車駅があること。栄えているところには仕事があるため人も集まる。その反面、競争社会にもなっているのだろうか。
単純に愛知県は「見栄っ張り」の文化、大阪府は「お笑い」の文化が根強いので、貧乏を貧乏として認識しない県民府民性なのかも。
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■職業別では驚きの結果が
自由業が公務員を抜いている。安定の公務員が貧乏と縁遠いのは納得だが、自分の頑張り次第で収入が変わる自由業は貧乏を感じにくいようだ。
パート・アルバイトで独立するのを迷っている人は、この機に自由業になってはどうだろうか。巷で聞く「なんとかなる」は本当なのかもしれない。
■パート・アルバイトで○○な人は高確率で
条件を組み合わせることによって高確率で家が貧乏だと思ったことがある人の特徴が判明した。
パート・アルバイトで太めな人の約73%が自分の家が貧乏だと感じたことがあるという結果に。自分のことだ!なんて共感する割合も非常に多い数値だ。
当調査は「貧乏だと思ったことがある」というだけで、お金が無いという結果とは異なる。貧乏とは自分の考え方ひとつなのかもしれない。
※マクドナルド1号店出店参考HP
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女1,381名