安定は夢のまた夢…「初夢」にも格差社会の現実もろ

2016/01/01 06:30


初夢
©写真AC

初夢で、その年の吉凶を占う習慣は古くからあるという。ただし「何日の夜に見た夢」を指して「初夢」とするかは諸説ある。

とはいえ、おおむね「元日の夜」「1月2日の夜」とする場合が多いようだ。すなわち大多数の人が「これから見る予定だ」ということになる。


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■「一富士二鷹三茄子」が高ポイント

一富士二鷹
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初夢に見て縁起が良いとされるのは、「富士山」と鳥の「タカ」、野菜の「ナス」の3つ。語呂良く「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」ともいう。

これも諸説あって由来が明らかではないものの、江戸時代の将軍家・徳川氏の故郷である駿河国(現在の静岡県)の名物を並べたものという説が有力とされているようだ。

縁起が良い夢を招こうと、宝船を描いた紙を枕の下に敷いてから休むという習慣も聞いたことがあるかもしれない。


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■見た経験、最も多いのは「20代女性」

しらべぇ編集部の調査によると、「初夢で『一富士二鷹三茄子』のいずれかを見たことがある」という人の割合は7.6%

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見ようとして見られるものではないだけに、見たことがある経験は貴重だといえる。中でも「20代女性」では「見たことがある」人が多く、15.0%と数値が高い。

縁起が良いという割には地味な印象の「富士山」「タカ」「ナス」ではあるが、初夢の素材として若い世代にもそれなりに根付いているようだ。


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■「良い夢」ですら夢、厳しい現実…

不安定層
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さらに調査を進めると、「見たことがある」という人は「自分の学歴に自信がある」(21.2%)と「自分は同年代の他人よりも出世している」(20.9%)など、いかにも「安定している層」に多い。

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少ない層はというと、「無職」(2.4%)「自由業」(2.5%)など職業的に「不安定な層」。「見たことがある」という人の割合が「安定層」に比べ、極端に小さくなる。

「せめて良い夢を」という願いもむなしく、初夢の世界にも格差社会の厳しい現実が押し寄せているようだ。

(文/しらべぇ編集部・前田昌宏

qzoo調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1,371名

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