活動のパワーになる?芸能人が借金を背負った理由5選
先日俳優で歌手の加山雄三が、推定20億円にも及ぶ借金を完済したことを週刊誌上で告白した。芸能人一家に生まれ、スターとして順風満帆な芸能生活を送っていた同氏だけに、莫大な借金を背負っていたことは驚きだ。
そして、20億円規模の借金を完済してしまうことも、庶民には考えられないことである。
■借金を完済したことがある?
では借金を完済している人はどのくらいいるのだろうか。しらべぇ編集部ではアンケートサイト「マインドソナー」で、「借金を完済した経験がある人」を調査した。
結果、「完済したことがある」と回答したのは34%。やはり庶民は一度借金を背負ってしまうと、完済は容易ではないようだ。
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■莫大な借金を抱えてしまった理由は?
庶民はともかく、月収100万円を軽く超えると言われる芸能人がなぜ莫大な借金を背負ってしまうのだろうか。理由を調べてみた。
①親族経営の会社が破綻
妻や親戚の経営する会社が破綻し、その責任が降りかかるケース。軽い気持ちで名義貸しに応じてしまったり、連帯保証人になってしまうことで借金を背負ってしまう。加山雄三もこのケースに該当する。
②不動産投資の失敗
勢いのあったバブル期の流れに乗り不動産投資に手を出し、大失敗したケース。いずれも一時期は巨万の富を築いたのだが、バブル崩壊で莫大な借金が膨らむ。千昌夫がこれに該当し、負債は約3000億円と言われる。
③店舗経営の失敗
飲食店やゴルフ場経営に乗り出し、失敗し借金を重ねてしまうケース。こちらもバブル崩壊の影響が色濃く、一時期原宿で大流行したタレントショップも、殆どが閉店している状況だ。
④詐欺被害に遭遇する
自身のマネージャーや友人など、信頼を置いていた人間がじつは詐欺師で、裏で金を遣い込んでいたケース。矢沢永吉は自身が経営する会社社員に騙され35億円の負債を抱えたが、すでに完済。
⑤映画制作の失敗
映画制作に乗り出すも制作費がかさみ、期待した興行収入が得られず借金を背負ってしまうケース。さだまさしは映画「長江」を制作しヒットしたものの制作費がかかり過ぎたため、35億円の借金を背負った。
しかし地道にライブ活動を行い、完済に成功。
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■借金が芸能活動のパワーになる?
莫大な借金を完済した加山雄三とさだまさしは、「借金の返済が芸能活動を行う上でのパワーになった」と口を揃える。
両者のようにある程度の地位があり、安定した収入があるのならば借金は自分を奮い立たせる材料になるのかもしれないが、庶民が真似をするのはやめておいたほうがよさそうだ。
(文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)