【大阪】おばちゃんに続き「地下鉄」までもヒョウ柄に変身
大阪と聞いて、何が頭の中に浮かぶだろう? たこ焼き、吉本新喜劇、グリコ、通天閣など、さまざまなものがあると思うが、忘れてならないのは「ヒョウ柄のおばちゃん」だ。
大きな声で威勢が良く、素人なのに漫才師のような「べしゃり」をしていて、そしてなぜか必ずヒョウ柄の服を着ている、大阪が生んだ最強の生き物たちである。
ここで興味深い情報が! なんでも、彼女たちの戦闘服に合わせたかのように、地下鉄の車両がヒョウ柄のデザインに衣替えを始めたという。情報を聞きつけた取材班は、早速現地に向かうことにした。
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■なんやこれ! コテコテのヒョウ柄やないか
着いた先は駅大阪市営地下鉄堺筋線。そこには、ヒョウ柄を大胆に着飾った車両が見られるのかと思いきや、外から見ると、ただの変哲のない車両。
しかし、車両の中に一歩足を踏み入れると、いつもの車内とは異なる光景が。ドアの部分には、ヒョウ柄のデザインが施されているのだ。
じつはこれ、地下鉄車両の改装に伴う、大阪市営地下鉄の取り組みとのこと。車両は20年使われると、車両の機器が一新されるのであるが、それに合わせて車内のデザインも変えようという取り組みだ。
ちなみに、ヒョウ柄のデザインは大阪のおばちゃんをイメージしているのではなく、沿線に位置する天王寺動物園をコンセプトとしているとのこと。連結ドアの動物は車両ごとにさまざまで、まさに動物園に来たかのようだ。
連結ドアには動物のシルエットが描かれている。ヒョウ柄の中にシマウマだと、なんとなく弱肉強食な感じがして落ち着いて見ることができない気もするが、どうだろうか…?
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■電車の衣替えはヒョウ柄以外にも!
このような車両の改装は、堺筋線に限った話ではない。長堀鶴見緑地線は、近くに鶴見緑地公園や大阪城公園があることから、桜をイメージした車両デザインに。
淀屋橋線にはいちょうのデザイン、大阪港へとつながる中央線は、可愛らしい魚のデザインに変更されていくとのこと。
改装は始まったばかりで、まだまだ新しくなった車両は少ない。だからこそ、新車両を見られるかどうかは、運が試されると言えるだろう。大阪に立ち寄ったの際は、車両の中にも目を向けてみるといいかも。
(文・取材/しらべぇ編集部・じゅんぺい)