力を引き出す!日本におけるライバル関係5選

2016/01/04 16:00

 ©iStock.com/tunart
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読者の皆さんには「ライバル」と呼べる存在がいるだろうか。スポーツだけではなく、ビジネスの世界でも様々な分野で「競合他社」が存在し、「負けてなるものか」と競うことで、洗練されたサービスが生まれ業界自体が成長していく。

逆に、ライバルなくひとつの企業が独占してシェアを持っている業界は成長が難しく、良くも悪くも変化のない時を過ごすことになる。やはり、成長するためには競い合う相手が必要だ。



 

■身近にライバルがいる?

身近にライバルが存在している人はどのくらいいるのだろうか。しらべぇ編集部ではアンケートサイト「マインドソナー」で「身の回りにライバルと呼べる存在がいるか」を調査してみた。

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結果、いると答えた人は14.0%。ライバルを持っている人が少ないことが判明した。


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 ■ライバルと言われるものは?

一般人にはあまりいないことがわかったが、日本にはライバルと呼ばれる対立軸が存在する。いくつか挙げてみよう。


 ①巨人と阪神

プロ野球創成期から対戦し、東京と大阪にフランチャイズを持つ両軍の試合は「伝統の一戦」と呼ばれる。また、長嶋茂雄と村山実、江川卓と掛布雅之など選手単位でライバル関係とされているものも多い。

成績では巨人が圧倒しているが、ファンの熱さは阪神が勝っているようだ。


②ジャイアント馬場とアントニオ猪木

共に力道山の弟子として日本プロレスに入団し、BI砲としてタッグ王者になった両者はいつしかライバルと呼ばれるようになった。全日本プロレスと新日本プロレスに分裂してからは、激しい外国人引き抜き合戦を繰り広げるなど、興行面で競い合った。

ただし、ふたりは仲が良かったと言う説もあり、そういうところも含めてのプロレスなのかも。


③武田信玄と上杉謙信

川中島の合戦で5度戦った両者は、最強にして最大のライバルだ。戦国最強の武田騎馬隊と軍神と言われた上杉謙信率いる軍勢の戦いは熾烈を極め、多くの死者が出た。

一方で上杉謙信は武田信玄が塩不足に悩んでいることを知ると、自国の塩を武田に送った。このことから、ライバルに施しを与えることを「敵に塩を送る」と言うようになる。


④早稲田大学と慶應大学

大学の世界でこの両者はライバルと言われる。とくに東京六大学野球では「早慶・慶早戦」が明治時代から行われており、外部の煽り合いも含めて激しくぶつかり合う。

今年は「ハンカチ以来パっとしないわね、早稲田さん。ビリギャルがお似合いよ慶應さん」のポスターが話題に。


⑤とんねるずとダウンタウン

同時期に活躍した両者は、いつしか共演NGとなりネット上で不仲が噂され、ファン同士が激しくぶつかったためライバルと目された。2013年の「笑っていいとも」最終回で同じ舞台に上がった際には各所から驚きの声が挙がった。

この他にも日本にはたくさんの「ライバル関係」が存在している。いずれも、互いに「負けたくない」と言う気持ちを前面に出し、切磋琢磨することで能力を向上させてきた。人間が成長するうえでは、ライバルの存在は欠かせないのかもしれない。

(文/しらべえ編集部・佐藤 俊治

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