【大きな子供?】約1割の大人がお年玉を貰っていることが判明
子供の頃はうれしかったお年玉。しかし大人になって「あの子にはいくらあげようか…」「大学生にもあげるのかな?」「全部で○万円の出費か」と悩む人もいるだろう。
そんな大人にも、少なからぬ人がお年玉を貰っていることがわかった。
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■子供から親に、孫から祖父母に
しらべぇ編集部の調査によると、全国の20~60代の男女1,353人中、9.1%が「まだお年玉を貰っている」と答えた。およそ10人に1人の割合だ。男女別や年齢別では女性に多い傾向も見られる。
お年玉を貰う年齢の区切りとして、18歳(高校卒業)、20歳(成人)、22歳(大学卒業)などがあり、20代でも学生であれば貰っている人は少なくない。
そのためか20代女性では5人に1人が貰っていた。30代女性も平均(9.1%)を7.2%上回っており、女性に甘い親や親せきが多いことが分かる。ただし、50代・60代でもお年玉を貰っている人が少なからずいる。
まず子供や孫から、お返しやお礼の意味でお年玉を貰うことがあるようだ。また商売上の付き合いで取引先から、習い事をしていて先生(師匠)から、お祝いの形でお年玉を貰うこともあるそうだ。
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■大人になってもお年玉?
現代では、もっぱら子供が貰うお年玉だが、元々は年神様からのおすそ分けで、年の初めに魂を象徴するお餅を分けて食べる行事として「年魂(としだま)」があった。
その後、目上から目下に金品を、親から子供に玩具やお金をあげるようになり、現代に至っているそうだ。
つまり取引先や先生からのお年玉は、むしろ本来の意味に近いと言えよう。
子供から親に、孫から祖父母に…は、意味合いとしてずれるのかもしれないが、お互いが笑顔になるための潤滑油と考えればいいだろう。
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■公務員はお年玉も恵まれている?
働いている人の傾向を見ると、ちょっと偏った結果が出ている。
平均(9.1%)に対して、商工サービス自営やパート・アルバイトは厳しい数字が出ている。その一方、会社員や公務員はお年玉を貰っている人が多めだ。
労働環境や待遇で「正社員格差」や「公務員は恵まれてる」とする声が少なくない。大人のお年玉にもそんな面があるのだろうか。
(文/しらべぇ編集部・県田勢)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1353名