【あるある】「えっーと今日は2015年……」←「2016年やで」
もはや「松の内」(1月7日まで)もとっくに過ぎた。正月気分もどこへやら。職場や学校に舞い戻っての日常が、再び始まっていることだろう。
ちなみに関西では、15日まで正月飾りを外さず「松の内」とする習慣だ。
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■新年への「慣れ」はまだまだ?
とはいえ、新たな年との「付き合い始め」には、「ぎこちなさ」もつきまとう。
アンケートサイト「マインドソナー」を使っての調査によると、「まだ2016年に慣れ親しめないでいる」という人の割合は48%と半数に迫る。
男女別では、「慣れ親しめないでいる」人の割合は女性で多く約62%。男性は約41%にとどまった。
年代別では、若い層ほど「親しめないでいる」という人が多いようだ。
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■新年あるある、ネット民は?
さて新年に慣れ親しめないうちは、「2016年(平成28年)」と書くべきところをうっかり「2015年(平成27年)」とするミスを犯しがちである。
未だ日付を書く時にうっかり2015年って書きそうになる
— ヂイスケ (@DiisukeHan) January 7, 2016
そうそう。
フォルダー名などをYYYYMMDDの昇順管理していて、うっかり2015年で入力して作ったばかりのフォルダを見失う新年あるある。
— Photographer トゥッティーニ (@tuttini2269) January 2, 2016
あるある。
https://twitter.com/fremedy_book/status/684222396589457409
よくわかる。ツイッターの投稿をリサーチしてみたところ、うっかりさん多数を見つけることができた。
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■リアルな声も聞いてみた
20代~50代の男女10人が集まった新年会で、実際に話を聞いてみた。
「どうしても普通に2015年と書きそうになる」(会社員、20代男性)
「じつは2015年とミスタイプした書類を300部印刷してしまったばかり」(会社員、20代女性)
300部とはけっこうな数字。発覚すると上司の雷が落ちそうだ。
「上司が新年のあいさつで『2015年』と連呼していた」(会社員、30代女性)
「年末、新年向けに書いたブログを『2015年1月1日』で投稿予約。正月を待たずに公開してしまった」(自営業、40代女性)
「管理を請け負っている客先のWebサイトで同じことをやってクレームになったことがある」(会社員、30代男性)
上司は上司で大変そうだ。ミスがクレームにつながったという人も。
「2016年はいいとして、平成だと何年なのかわからなくて混乱する」(自営業、30代女性)
「よくわかる。でも公務員は文書に『平成』を使うので、そこはすぐに慣れる」(公務員、30代女性)
「2016」と「28」。関連性がない数字2つに慣れ親しむことも求められてしまう。
「老い先が短くなってくると、今という時間がとても大切だから、そんな間違いも減ってきた気がする」(主婦、50代女性)
アンケートでは、若い層ほど「親しめない」という人が多かっただけに含蓄あふれる言葉である。
「そういうミスも正月気分の笑い話。でも、そろそろ笑えない」(会社員、40代男性)
おっしゃる通りで、返す言葉が見つからない。
1月も半ばへ差しかかろうとする今日この頃、誰もがそろそろ「がっぷり四つ」で、2015年……もとい2016年と向き合っていく必要がありそうだ。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)