「生涯独身」賛成、反対?男女・年代で意見が大割れの結果に
東京オリンピックの2020年。政府によれば生涯未婚率が男性26%、女性17%に達するという。一生独身であることに対し、世間の本音はどうだろうか。賛成・反対に以下のように強弱をつけた選択肢を用意した。14,053人の回答を見ていきたい。
<選択肢>
・とても賛成
・どちらかというと賛成
・どちらかというと反対
・かなり反対
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賛否は真っ二つに
・生涯独身な人生、あなたはどう思う?
4位 とても賛成 1,466票 10%
3位 かなり反対 1,638票11%
2位 どちらかというと賛成 5,107票36%
1位 どちらかというと反対 5,842票41%
※対象:国内の男女14,053人 割合は小数点以下切り捨て
“どちらかというと”という、消極的な立場の反対意見がトップ。結婚に対する価値観や境遇も人それぞれであるため、やはり「絶対こうすべき」という押しつけはしにくい、ということだろう。
1位3位の反対派、2位4位の賛成派を合算しても僅差で反対派が多い程度。それぞれ50%前後となることから、意見が真っ二つに割れていることが分かる。
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結婚適齢期の意見に注目
・生涯独身な人生、あなたはどう思う? 各年代別1位~10代 どちらかというと反対 38%
20代 どちらかというと賛成 36%
30代 どちらかというと賛成 41%
40代 どちらかというと反対 39%
50代 どちらかというと反対 41%
60代~ どちらかというと反対 42%
※対象:国内の男女14,053人 年代回答のあったデータ 割合は小数点以下切り捨て
一般に結婚適齢期とされる20代、30代。この世代では「どちらかというと賛成」が約4割でトップとなった。生涯独身であることに、消極的ながら賛意が集まったということである。
「今のこの国は子育て世代に全然優しくないし、私自身低所得で自分の生活だけでいっぱいいっぱいです。」
「人それぞれ。周りが30過ぎて独身でいるとうるさく言ってきたりするのは迷惑です。」
など、ワーキングプア問題や個人主義も感じられるコメントがあがった。
これに対し、親世代である50代以上は「どちらかというと反対」が約4割。20~30代の子どもにやんわりと結婚のプレッシャーをかけてみるも、噛み合わない現実がうかがえる。
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男女ではトップが逆転
・生涯独身な人生、あなたはどう思う? 男女別1位
男性 どちらかというと反対 37%
女性 どちらかというと賛成 40%
※対象:国内の男女14,053人 性別回答のあったデータ 割合は小数点以下切り捨て
今回のデータに限れば、女性の方が生涯独身について賛成寄りであった。生涯未婚率は「男性>女性」だが、生涯未婚についての賛否の割合は逆ということになる。前述のコメントにあったような所得や子育て環境の問題に、女性の方が敏感なのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・伊東宏之)
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