橋下徹氏はレアケース?辞めた会社に出戻った人の割合は…

2016/01/12 16:00

©iStock.com/TAGSTOCK1
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大阪市長を任期満了で退任した橋下徹氏が、タレント時代に所属していた事務所「タイタン」に戻って芸能活動を再開することが判明し、話題となった。

同氏についてはタイタン所属芸人で社長の夫である爆笑問題太田光が、TBSサンデー・ジャポン内で「文化人枠でしか使いようがない」とイジったこともあり、「戻る可能性は低いのではないか」との憶測も飛んでいた。

橋下氏の場合はお互いにメリットがあっての「モトサヤ」だろうが、一般社会で一度辞めた会社に入り直すことはほとんどないのではないだろうか。



 

■1割の人が辞めた会社に出戻り

しらべぇ編集部ではアンケートサイト「マインドソナー」で「一度辞めた会社に再度入り直したことがあるか」を調査してみた。

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その結果、「戻ったことがある」を答えた人はわずか11%で、一度辞めた会社に入り直すケースはごく稀であることが判明した。


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 ■出戻りの経緯って?

かなり特殊なケースでがあるが、数%ながら入り直した人もいるようだ。そこで、経験者にどのような経緯で入り直したのか聞いてみた。

「私は少人数のシステム会社でプログラマーをしていたのですが、業務アプリケーション開発ではなくWeb系の開発がやりたかったので退社しました。ですが新しく入った会社の仕事内容も納得行かなくて、前の社長に相談しました。ちょうど人材不足に悩んでいたようで『またうちの会社に来いよ』と声をかけてもらい、戻ることにしました。歓迎してもらえたのでよかったです」(30代男性)

「小さな会社で事務をしていたのですが、システムエンジニアになるのが夢で転職しました。でも思った以上に現場がキツくてすぐに辞めてしまったんです。そのことを知った前の会社の同僚が社長に話をつけてくれて、また戻れることになりました。一部には嫌な顔をされましたが、気にせずやってます」(30代女性)

「私はクリエイターとして5年働き、独立しようと会社を辞めました。でも世間は厳しく、仕事がなくなっていったんです。いろいろ悩んで、前の会社の上司に相談したところ、『また辞めるんじゃないかって思うけど、2度と辞めないと約束するなら来い!』と言われて、入り直しました。同僚には厳しい目で見る人もいるけど、態度で示すしかないと思ってます」(40代男性)

さまざまなケースがあるようだが、前の会社に相談出来る度胸と、気持ちをわかってくれる理解者が存在していれば入り直すこともできるようだ。


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■厳しい目で見られることは覚悟して

昨今は外資系企業を中心に出戻りを許す企業が増加していると言われているが、日本ではまだまだ色眼鏡で見られてしまう現実があるようだ。

もし、「前の会社に戻りたい」と考えている人がいるならば、「また辞めるのではないか」と言う厳しい周りの目と戦う覚悟が必要だろう。

(文/しらべえ編集部・佐藤 俊治

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