2015年最も検索されたデザイナー「ラフ・シモンズ」とは?
ラフ・シモンズ(Raf Simons)という人物をご存知だろうか。
先日Googleが発表した、検索ワードで一年を振り返る「Year in Search」で、2015年最も検索されたデザイナーとして1位に輝いたのが彼だ。
■輝かしいキャリアのファッションデザイナー
ラフ・シモンズは、1968年、ベルギー生まれのファッションデザイナー。
1995年にメンズウェアのデザイナーとしてデビューして以来、ファッションブランド「ジル・サンダー」のクリエイティブ・ディレクター、「クリスチャン・ディオール」のアーティスティック・ディレクターなど、輝かしいキャリアを重ねている。
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■アート感覚を取り入れた作風が特徴
工業デザイン学科出身であることが由来してか、彼のデザインする洋服は、アート感覚を取り入れたシャープな作風が特徴で、他大勢とは一線を画し、異彩を放つ。
動画は、彼が「クリスチャン・ディオール」でクリエイティブ・ディレクターを担当した最後のコレクション(2016年春夏コレクション)。
2015-2016年秋冬コレクションは、東京・六本木の国立新美術館で行われた。
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■東京でのショーにディオール退任、激動の2015年
2014年12月と2015年6月に東京でふたつのショー、2014年10月にはアーカイブ展を開催。日本のファンをも巻き込んだ。
そして今年、最も彼が世間を驚かせたのが、自身の「クリスチャン・ディオール」のアーティスティック・ディレクター退任。突然の発表とあって、ファッション業界に衝撃が走った。
日本でも、モデルやスタイリスト、デザイナーなどを中心に「ショックすぎる」と話題に。
コレクションを目の前で観させていただいてますますファンになっただけに 突然の退任発表はショックが大きいけれど…。 ラフ・シモンズのDiorを今後より愛するんだと思う。 #Dior #ラフシモンズ https://t.co/lwGQS0lw3U
— 高垣麗子 (@reiko__takagaki) October 27, 2015
なんでなんでなんでなんで!!!!!!ショックすぎる RT @fashionsnap: ディオールのデザイナー、ラフ・シモンズが突然の退任。ファッション業界に驚きの声が相次ぐ https://t.co/vkpnpawiK5 pic.twitter.com/s74sKoivHK — 浦浜 アリサ (@Alisa_U57) 2015, 10月 23
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■ドキュメンタリー映画も公開
クリスチャン・ディオール時代の彼を追ったドキュメンタリー映画『ディオールと私』も今年3月に公開。
シアトル国際映画祭・審査員特別賞、ミドルバーグ映画祭・観客賞受賞など、世界中から絶賛された本作。こちらも要チェック。
『ディオールと私』予告編
2015年もっとも注目を浴びた彼が、今年どう世界の話題をさらうか、注目したい。
(文/しらべぇ編集部・後藤あい)